米解雇者数が約6年ぶり低水準-雇用の伸び加速を示唆か

米企業による先週の従業員解雇者の 数が、約6年前にリセッション(景気後退)が始まる前以来の低水準と なった。雇用者数の伸び加速により米消費者の支出余力が近く押し上げ られるとの期待が高まっている。

米労働省が15日発表した10日終了週の新規失業保険申請件数は前週 から1万5000件減の32万件と、2007年10月以来の低水準となった。その 他の米経済指標でも、先週発表の消費者信頼感指数が5年ぶりの高水準 近くにとどまり、建設業者の景況感を示す8月の指数は05年以来の高水 準となった。

景気回復や物価安定の兆候から米連邦準備制度理事会(FRB)が 年内に債券購入の規模縮小に着手するとの観測が広がり、株式や国債相 場は下落した。解雇者の減少は、家計所得だけでなく、米経済の7割を 占める個人消費の押し上げにつながる雇用が上向く前兆の可能性があ る。

TDセキュリティーズUSAの米金利調査ディレクター、ミラン・ マルレイン氏(ニューヨーク在勤)は「恐らく雇用ペースがある程度加 速する可能性が高い局面だ。今年7-12月(下期)にかなり大きく伸び るとの当社の予想が反映される公算が大きい」と語った。同氏は新規失 業保険申請件数について32万5000件への減少を予想していた。

新規失業保険申請件数についてブルームバーグが集計したエコノミ スト44人の予想中央値では、33万5000件と見込まれていた。ブルームバ ーグ調査のエコノミスト予想レンジは32万2000-34万7000件で、今回の 結果は全ての予想よりも良い内容だった。

原題:Firings at Six-Year Low Signal More U.S. Job Gains: Economy (1)(抜粋)

--取材協力:Lorraine Woellert、Victoria Stilwell、Shobhana Chandra、Chris Middleton. Editors: Carlos Torres, Chris Wellisz

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