米デル5~7月:72%減益-経営立て直しの厳しさ浮き彫りに

米デルの5-7月(第2四半期)決 算は、パソコン(PC)販売が落ち込む中で同社の抱える問題の厳しさ を浮き彫りにする内容となった。創業者マイケル・デル氏らは249億ド ル(約2兆4200億円)の買収を通じた株式非公開化を目指しており、こ の計画の賛否を問う株主投票が来月予定されている。

純利益は2億400万ドル(1株当たり12セント)と、前年同期の7 億3200万ドル(同42セント)から72%減少。アナリストの予想平均は2 億7500万ドルとなっていた。売上高はほぼ横ばいの145億ドルと、ブル ームバーグがまとめたアナリスト予想平均の142億ドルを上回った。一 部項目を除いた1株利益は25セント。アナリスト予想平均は24セントだ った。

利益の急減は、非公開化して会社を立て直す計画を受け入れるよう 株主に求めているマイケル・デル最高経営責任者(CEO)と投資会社 シルバーレーク・マネジメントの主張を後押しするものだ。計画に反対 する資産家カール・アイカーン氏はデラウェア州の裁判所に対し、株式 公開を継続して自身の出資分から利益を得られるよう取締役の任命権が 認められるべきだと訴えている。5-7月期の売上高はサーバーやネッ トワーク機器の需要増に支えられたものの、主要事業の業績悪化は、物 言う株主として知られるアイカーン氏の主張の根拠を弱める可能性があ る。

ロバート・W・ベアードのアナリスト、ジェイソン・ノランド氏 は、「極めて低かった予想を上回ったものの、前年同期の比較は期待で きる内容ではなかった」と指摘。「PC市場は引き続き予想を下回って いる。非公開化を訴えるマイケル・デル氏に有利に働くだろう」と述べ た。

デルの株価は決算発表後の時間外取引で小動き。通常取引終値は前 日比0.1%安の13.71ドル。これはデルCEOとシルバーレークの買収提 示額である13.75ドルをやや下回っており、株主が提案を支持する可能 性を示唆している。デルの取締役会の特別委員会は2週間前、特別配当 など新しい条件を盛り込んだCEOとシルバーレークの提案を受け入れ た。

原題:Dell Results Underscore Challenges Facing Turnaround Plan (2)(抜粋)

--取材協力:Callie Bost. Editors: Reed Stevenson, Pui-Wing Tam

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