NY原油:5営業日続伸、エジプトの暴力激化で供給不安

ニューヨーク原油先物相場は上昇。 4月以来で最長の5営業日続伸となった。エジプトの騒乱が流血の事態 にエスカレートしたことを受け、中東の原油供給に対する不安が高ま り、北海ブレント原油は4カ月ぶり高値を付けた。

エジプト治安部隊は前日、デモ隊の強制排除に乗り出し、全国 で500人以上が死亡。政府は非常事態を宣言した。中東産原油を欧州と 北米にタンカーで輸送する要所であるスエズ運河は、エジプトが運営し ている。この日は米失業保険申請件数の減少で金融当局による緩和縮小 観測が再燃したために、株式相場が下落。これに伴い、原油相場も上値 を削らされた。

みずほセキュリティーズUSA(ニューヨーク)の先物部門ディレ クター、ボブ・ヨーガー氏は「エジプトの暴力激化で原油相場は上昇し ている」と指摘。「一方で株価が打撃を受け、原油市場への下押し圧力 となった。ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)価格 は板挟みになっている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物9月限は前日 比48セント(0.45%)高の1バレル107.33ドルで終了。終値としては今 月1日以来の高値となった。

原題:WTI Oil Rises a Fifth Day as Egypt Unrest Boosts Supply Concern(抜粋)

--取材協力:Grant Smith. Editor: Margot Habiby

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