欧州株:大幅安、米緩和策縮小の観測で-チューリッヒ安い

15日の欧州株式相場は約5週間ぶり の大幅安となった。先週の米失業保険申請件数がエコノミスト予想を下 回ったことを背景に、米金融当局が年内に債券購入策を縮小するとの見 方が広がった。

スイスの保険会社チューリッヒ・インシュアランス・グループ は3.6%安。第2四半期利益がアナリスト予想を下回った。スウェーデ ンの衣料品小売り、ヘネス・アンド・マウリッツ(H&M)は7週間ぶ りの大幅安。売り上げが予想に届かなかったことが嫌気された。英エネ ルギー会社BGグループは2.4%下げた。同社の石油・ガス生産の20% 相当を賄うエジプトでは、治安当局と反体制派の衝突で500人を超える 死者が出ている。

ストックス欧州600指数は前日比1.1%安の305.34で引けた。これは 7月5日以降で最もきつい下げ。前日には5月22日以来の高値を付け た。ユーロ圏経済が4-6月(第2四半期)に7四半期ぶりにプラス成 長に回復したことが背景だった。

ロイヤル・ロンドン・アセット・マネジメントの欧州株責任者、ア ンドレア・ウィリアムズ氏は「欧州株は長期にわたり上昇していたほ か、決算シーズンも終わりにある。そうしたことから、この日はやや売 りが出た」と発言。「米当局が債券購入策の縮小をどうやっていくのか という懸念が幾分ある。エジプト情勢も原油価格上昇という心配を引き 起こしている」と語った。

ブルームバーグがまとめたデータによると、ストックス欧州600指 数の取引高は100日平均を31%下回った。

米労働省の発表によると、先週の新規失業保険申請件数は32万件に 減少。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想中央値 は33万5000件だった。

15日の西欧市場では、取引のあった14カ国全てで主要株価指数が下 落。イタリアとギリシャ、オーストリア、キプロス、ルクセンブルクは 祝日のため休場だった。

原題:European Stocks Drop the Most in Five Weeks on Fed Speculation(抜粋)

--取材協力:Inyoung Hwang. Editors: Will Hadfield, Andrew Rummer

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE