ブラード総裁:物価上昇ペース緩慢なら刺激策の縮小ない

米セントルイス連銀のブラード総裁 は15日、現在のような緩慢なペースでの物価上昇であれば通常は金融当 局が刺激策の縮小に動くことはないとの見解を示した。

ブラード総裁はケンタッキー州ルイビルで講演。準備原稿で総裁は 「インフレ率が目標を下回り、その水準にとどまると予想される環境下 で連邦公開市場委員会(FOMC)が金融緩和をやめることは通常な い」と言明した。米金融当局がインフレ指標として注目する米個人消費 支出(PCE)価格指数の前年比上昇率は6月で1.3%と、目標の2% を下回っている。

米労働省がこの日発表した7月の消費者物価指数(CPI、季節調 整済み)は前月比0.2%上昇だった。これで3カ月連続プラスとなり、 インフレ率が目標に近づいていくとの当局見通しを支えそうだ。6月 は0.5%上昇だった。

ブラード総裁は講演後に記者団にCPIについて質問を受けると、 「インフレ率が上昇する限りにおいて、向こう数カ月ないし数四半期に インフレ率は自然に目標に向かって戻っていくという認識が強まるだろ う」と答えた。

講演中には総裁は「緩和縮小の決定によってインフレ率がさらに下 がり、デフレリスクが増す可能性」を一つの懸念として指摘した。この 日の講演は14日のものとほぼ同じ内容だった。

原題:Fed’s Bullard Says Below-Target Inflation Warrants Stimulus (1)(抜粋)

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