モルガンSなど米銀各行、クレジット関連リスクの圧縮進める

米銀各行が金融危機前に積み上げた デリバティブ(金融派生商品)に絡んだ資本の圧縮を図る中で、米モル ガン・スタンレーはクレジット・コリレーション(相関)・ポートフォ リオを今年のピーク時から69%減らした。

同行が今週公表した当局への届け出によれば、こうしたポートフォ リオは6月末時点で3億6200万ドル(約355億円)と、1-3月期に記 録した今年最高の11億6000万ドルから減少。これに関連するリスク加重 資産は48億5000万ドル減り193億ドルとなった。

ブルームバーグ・ニュースは5月、モルガン・スタンレーが過去3 年間に想定元本500億ドル超のポジションを買い入れた後、資本比率を 高める取り組みとしてクレジット・コリレーション・ポートフォリオの 大規模な取得を停止したと伝えていた。

企業債務などに連動するデリバティブ中心のクレジット・コリレー ション・ポジションは、金融危機時に巨額の損失をもたらした。債務担 保証券(CDO)などの複雑な商品がこうしたポジションに含まれる。

今月公表されたリポートによれば、JPモルガン・チェースとバン ク・オブ・アメリカ(BOA)、ゴールドマン・サックス・グループは コリレーション・ポジションに絡んだリスク加重資産を少なくとも18億 ドル圧縮した。こうした資産の保有はBOAが197億ドル、ゴールドマ ンが208億ドル、JPモルガンが526億ドルとなっている。

JPモルガンのクレジット・コリレーション・ポートフォリオは4 -6月期末時点で24億7000万ドルと他行を大きく上回る。シティグルー プは4-6月期の数値を公表していない。

原題:Morgan Stanley Leads Banks in Cutting Credit-Correlation Risk(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE