新興市場債を買い推奨、「利回り上昇で投資妙味」-PIMCO

米パシフィック・インベストメン ト・マネジメント(PIMCO)の新興市場ポートフォリオマネジメン トのグローバル共同責任者ラミン・トルーイ氏は14日の顧客向けリポー トで、過去10年超で最悪となる売却を浴び、利回りが押し上げられた新 興市場の債券を購入するよう推奨した。

トルーイ氏は「新興市場債券の多くは利回りが高めとなっており、 ドル建て、現地通貨建ての両面で投資妙味がある」と指摘。その上で、 「成長をめぐる懸念が根強い世界情勢の下で、先進国、新興国の双方で 政策金利は低水準で推移するだろう」と述べた。

JPモルガン・チェースのEMBIグローバル指数によると、新興 国のドル建て債は4-6月期に6.1%低下し、1998年のロシアのデフォ ルト(債務不履行)以来の下落幅となった。

また、現地通貨建ての新興国債はドル換算で7%低下し、JPモル ガンのGBI-EMグローバルディバーシファイド指数がスタートし た2003年以降で2番目の下落幅を記録した。

米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和縮小の是非を協議する 中、債券は売り込まれた。さらに、トルコ、ブラジルなど一部諸国の中 央銀行が自国通貨安に歯止めをかけるため、政策金利を引き上げ、債券 利回りが押し上げられる(価格は下落)と投資家は予想している。

ブルームバーグがまとめたデータによると、2023年償還のブラジル のレアル建て債利回りは過去3カ月で1.57%上昇し11.5%となり、米国 債10年物利回りを8.8%上回った。

原題:Pimco Says Now Is Time to Buy Emerging Market Debt After Selloff(抜粋)

--取材協力:Alexis Leondis、Boris Korby. Editors: Brendan Walsh, David Papadopoulos

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