メルケル独首相、債務の危険性を警告-3期目に向け遊説開始

ドイツのメルケル首相は14日、来 月22日の総選挙に向け遊説を開始し、過剰債務の危険性に対して警告を 発した。3期目を目指す同首相は世論調査でのリードを守りたい考え だ。

メルケル首相は、ヘッセン州ゼーリゲンシュタットに集まった1000 人以上の聴衆に対し、ユーロ圏がリセッション(景気後退)から脱却し たことは「良いニュース」だとしながらも、成長を債務に依存すべきで はないとの見解を示した。

「過剰な債務を積み上げると何が起こり得るか、われわれは目の当 たりにしてきた」と指摘。借り入れコストの上昇は金利上昇を招き、企 業を危機に陥れるとした上で、「それにより失業が起こり、悪循環に陥 る」と述べた。

メルケル首相は、自身率いる与党キリスト教民主・社会同盟 (CDU・CSU)がドイツ経済と労働市場を守る上で最も適任だと主 張。欧州債務危機を乗り切ったことや、赤字の削減、失業が1990年の東 西統一以来の低水準まで低下したことを自らの功績として掲げた上で、 野党・社会民主党(SPD)の増税計画をけん制し、同党の再分配の取 り組みを「嫉妬」と批判した。

「問題が増えないとは約束できないが、私が首相を務めてきた8年 間は、多くの点で以前より良い状況になっていると言える」と強調。 「4年後は今よりもさらに良い状況になってほしい」と述べた。

原題:Merkel Warns Against Debt Perils as She Begins Re-Election Bid(抜粋)

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