世界の金需要:4~6月は4年ぶり低水準-ETP通じ売却

4-6月(第2四半期)の世界の金 需要は前年同期比12%減少し、4年ぶりの低水準となった。上場取引型 金融商品(ETP)を通じた投資家による売却が過去最大に達したこと に加え、中央銀行による購入が減ったことが響いた。業界団体のワール ド・ゴールド・カウンシル(WGC)が発表した。

WGCの15日付リポートによると、第2四半期の金需要は856.3ト ンと前年同期の974.6トンを下回った。中銀による購入は57%減。一 方、延べ棒とコイン、宝飾品はインドと中国の購入が好調で需要が拡大 した。

価値保存手段としての金への信頼感が一部投資家の間で後退してい ることに加え、中銀による大規模な資金供給でもインフレ加速が見られ ない中、金相場は年間ベースで13年ぶりの下落が見込まれている。ブル ームバーグ・データによると、投資家は第2四半期にETPを通じ金 を404.4トン売却した。これは2003年のETP初上場以来で最大。

ただ相場が6月末までに2年10カ月ぶりの低水準に落ち込んだこと を受け、現物需要がアジアを中心として世界的に増えた。WGC投資調 査担当のマネージングディレクター、マーカス・グラッブ氏は14日の電 話取材で、4-6月は「金価格が大きく下落した四半期だった」とした 上で、「消費者需要という観点からは非常に力強い四半期だった」と述 べた。

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