【個別銘柄】証券が安い、東燃ゼネ石やクラレ売り、海運とグリー上昇

きょうの日本株市場で、株価変動材 料があった銘柄の終値は以下の通り。

証券株:野村ホールディングス(8604)が前日比2.6%安の725円、 大和証券グループ本社(8601)が3.7%安の803円など。東証1部の売買 代金が4日連続で2兆円を割り込むなど、足元で市場全体の売買水準が 落ち込んでおり、株式売買委託手数料の減少などを懸念する売りに押さ れた。証券・商品先物取引業指数は2.9%安と、東証1部33業種の中で 下落率2位。

東燃ゼネラル石油(5012): 3.1%安の919円。2013年12月期の連 結営業利益は従来予想を110億円下回り、前期比91%増の520億円になる 見通し、と14日発表した。上期に石油精製マージンが著しく低調に推移 したことを反映させた。ブルームバーグ・データによるアナリスト8人 の予想平均は623億円だった。

太平洋セメント(5233):2.7%安の362円。大気汚染の原因になっ ているとの理由から、中国・南京市から、同市にある工場の閉鎖を命じ られていることが分かった、と15日付の日本経済新聞朝刊が報じた。工 場が閉鎖になれば、同社の中国での生産能力は3-4割低下するとい い、収益への悪影響が警戒された。

クラレ(3405):6.2%安の1144円。シティグループ証券は投資判 断を「中立」から「売り」に、目標株価を1400円から1030円に引き下げ た。推定で前期収益の6割弱を稼いだPVAフィルム事業が転換点を迎え ると記述。LCDパネル需要が低成長化しPVAフィルム需要はマイナス成長 になるとしている。

東レ(3402):2.8%安の626円。三菱UFJモルガン・スタンレー 証券が14日付で、目標株価を730円から700円に引き下げた。投資判断は 「中立」を継続。今期業績計画の未達成懸念が当面の株価の重し、と指 摘。今期営業利益予想を1100億円から1080億円に減額(会社計画1200億 円)、来期は1220億円から1225億円に増額した。

海運株:日本郵船(9101)が1%高の297円、商船三井 (9104) が3.6%高の406円、川崎汽船(9107)が1.9%高の220円など。ばら積み 船の国際運賃市況であるバルチックドライ海運指数は14日に5.3%高 の1060と、12年10月以来の上昇率を記録した。市況の回復が業績に及ぼ す好影響が期待された。海運業指数は1.9%高と、東証1部33業種の中 で唯一上昇した。

楽天(4755):2.9%高の1215円。電子書籍端末「コボ」の海外展 開を加速、新興国にも積極的に展開し、販売国・地域を先進国を中心と する現在の14カ国から2倍程度に増やしたい考えだ、と15日付の日経新 聞朝刊が報じた。このほか、2人以上世帯のネット通販の利用額が1- 6月に平均3万3112円と、前年同期を12%上回り、比較可能な10年の調 査以降で半期の最高を記録した、と同紙が伝えたことも買い手掛かりと なった。

グリー(3632):13%高の963円。14日に13年6月期決算を発表、 第4四半期(4-6月)の連結営業利益は前年同期比59%減の77億9400 万円だったが、従来想定の51億8000万円を5割上回った。JPモルガン 証券では、事前の期待値は十分上回る内容でポジティブな印象と指摘。 海外の拡大、国内も4月をボトムに安定推移のもようとし、今期第1四 半期(7-9月)も前四半期並みの営業利益を確保可能とみている。

大日本住友製薬(4506):1.2%高の1328円。SMBC日興証券 が14日付で、投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に引き上げ た。目標株価は1700円を継続。同証では、限られたデータからがん幹細 胞標的抗がん剤BBI608の成功確率を70%として業績を予想し、主力の統 合失調症治療薬ラツーダとBBI608の収益貢献から17年3月期-18年3月 期の大幅な収益改善を見込むが、現状の株価はBBI608への期待がかなり 剥落した水準、と判断している。

ファーストエスコ(9514):ストップ高に当たる7000円(15%)高 の5万2200円。14年6月期の連結純利益は前期比3.9倍の7億5000万円 になる見通し、と14日発表した。7月に連結子会社化した白河ウッドパ ワー社が収益増に貢献するという。同時に発表した13年6月期の純利益 は前の期比24%減の1億9000万円。

ニコン(7731):1.9%高の1720円。理化学研究所やニコンなどは、 iPS細胞を使った再生医療を低コストで実現するための技術を共同開 発する、と15日付の日本経済新聞朝刊が報じた。17年度をめどに病気や 事故で傷ついたところに移植する「細胞シート」の量産技術を確立す る、と伝えている。このほか、SMBC日興証券が14日付で、ニコンの 投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に引き上げた。

ウェルネット(2428):ストップ高水準の150円(16%)高の1115 円。発行済み株式総数の12.18%に相当する140万1900株の自己株を30日 に消却する、と14日発表した。資本効率や1株価値の向上を好感した買 いが膨らんだ。同時に公表した13年6月期の単独純利益は前の期 比4.3%増の7億5900万円。14年6月期の純利益は前期比5.4%増の8億 円を見込む。同社はコンビニなどでの決済代行を手掛ける。

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