B787また不具合、ANA機で不適切な配線-日航機引き返す

ボーイング787(ドリームライナ ー)でまた不具合があった。日本航空は14日、エンジン用消火器を制御 する配線が適切でなかった可能性があり、点検のため、ヘルシキンに向 かっていた同型機を成田空港へ呼び戻した。ただ、同機を含め日航機に 不具合は発見されなかった。

発端はANAホールディング傘下の全日本空輸が14日、保有B78 7の全20機のうち3機でエンジン用消火器の配線接続部分の不具合を発 見したこと。ANAHDの広報担当者、野村良成氏は15日朝、不具合の あった3機全て「14日中に部品交換し、現在は通常通り運航している。 今後も安全運航を最優先し、業務に万全を期す方針だ」と語った。

全日空広報担当者の手塚愛美氏によると、見つかった不具合は全て 同じで、不適切な配線のままならエンジン火災発生時に、消火剤が別の エンジンに噴出されるような仕様となっていた。14日早朝発のフランク フルト行き便の事前点検時に見つかったという。また、今回の不具合は ボーイングの製造段階で生じた可能性があるとの認識を示した。

日航・広報担当の宝本聖司氏は14日、国土交通省からの連絡を受け て保有するB787全10機を点検、問題がないことを確認したと語っ た。

ボーイング広報担当のロブ・ヘンダーソン氏は電話取材に対し、 「全日空機の問題については把握しており、現在調査中だ。安全を最優 先する形で、今後必要な措置を講じる予定だ」と語った。

B787については、1月にバッテリーの不具合が発生、一時は全 世界で運航停止となった。約4カ月半ぶりに運航を再開したが、7月に は航空機用救命無線機(ELT)が出火、トラブルが相次いでいた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE