ユーロ圏:4~6月GDP速報は0.3%増-リセッション脱却

ユーロ圏経済は2013年4-6月(第 2四半期)に前期比で拡大し、過去最長のリセッション(景気後退)か ら脱却した。債務危機の発生以後初めて持続した金融市場の安定が追い 風で、ドイツとフランスがけん引役となった。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が14日発表した4-6 月の域内総生産(GDP)速報値は前期比0.3%増加。ブルームバーグ がまとめたエコノミスト41人の予想中央値は0.2%増だった。前年同期 比では0.7%減少。1-3月(第1四半期)GDPは前期比0.3%減(改 定前=0.2%減)だった。

ドイツとフランスの拡大ペースはともに予想を上回った。ただしユ ーロ圏では全体的な見通しが改善した一方、リセッションの影響で失業 率は過去最悪。南欧の一部諸国で低迷が続くほか、スペインとギリシャ では若年層の半分余りが失業している。

BNPパリバのエコノミスト、リカルド・サントス氏(ロンドン在 勤)は「予想を上回った統計はユーロ圏の基調的な改善を示した。力強 い輸出がスペインとイタリア経済の縮小を緩め、特にフランスを中心に 中核国の成長を促した」と説明。「労働市場の改善を見極める必要はあ るが、リセッションの最悪期が恐らく過ぎたことを示すものだろう」と 続けた。

この日発表された4-6月GDP統計によると、ドイツは前期 比0.7%増と、エコノミスト予想の0.6%を上回る拡大となった。2期連 続で縮小していたフランスのGDPは0.5%増加。ユーロ圏全体を見渡 せば、イタリアやスペインなど少なくとも4カ国が引き続きリセッショ ン下にある。

ユーロスタットは来月、4-6月GDP改定値を発表する。

原題:Euro Area Exits Record Slump Led by Largest Economies: Economy(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg、Mark Deen、Stefan Riecher、Jeff Black. Editors: Zoe Schneeweiss, Jones Hayden

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