今日の国内市況(8月14日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株続伸、輸出や不動産、証券買い-米統計と円安、終盤強さ増す

東京株式相場は続伸した。小売売上高の増加など米国景気の堅調や 為替の円安傾向が好感され、自動車や精密機器、機械など輸出関連株中 心に幅広く上昇。中でも、消費税増税に絡む恩恵が期待された不動産 株、売買代金増加の観測から証券株の上げが目立った。

TOPIXの終値は前日比14.19ポイント(1.2%)高の1171.34、 日経平均株価は183円16銭(1.3%)高の1万4050円16銭。両指数とも一 時マイナス圏に沈む場面もあったが、取引終盤に持ち直し、日経平均は 終値で心理的節目の1万4000円を6営業日ぶりに回復した。

DIAMアセットマネジメントの武内邦信エグゼクティブポートフ ォリオマネジャーは、「円安傾向に戻っている上、きのうからの法人税 減税期待も継続している」とし、「市場参加者が少なく、売り注文も薄 い中、株価が駆け上がっている」と見ていた。

●債券は下落、米債大幅安を警戒-需給の良さで一時下げ幅縮小場面も

債券相場は下落。前日の米国債相場が大幅続落した流れを引き継い で売りが先行した。半面、需給の良さや国内株価が一時下落転換したこ とで下げ幅を縮小する場面も見られた。

東京先物市場で中心限月の9月物は前日比15銭安の143円99銭で取 引を開始。その後は6銭安の144円08まで戻したが、買いは続かず再び 下げた。午後に入ると株価が下げに転じたことで、午前に付けた日中高 値の144円08銭に並ぶ場面があった。しかし、株が持ち直すにつれ、再 び売りが優勢となり、終盤には143円93銭まで下落。結局は20銭安の143 円94銭と、この日の安値圏で引けた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の329回債利回 りは同1ベーシスポイント(bp)高い0.745%で開始。いったん0.74%を 付けたが、午前10時すぎに0.75%に上昇。午後に入ると0.74%に戻した が、2時半すぎからは再び0.75%で推移した。5年物の113回債利回り は1bp高い0.28%。20年物の145回債利回りは2bp高い1.66%。30年物 の39回債利回りは2.5bp高い1.78%に上昇した。

●円再び下落、株価持ち直しでリスクオン復活-対ドルで一時98円43銭

東京外国為替市場の円相場は午後の終盤にかけて再び下落した。一 時はマイナス圏で推移した日本株が結局は高く引けたのを受けて、リス ク選好的な円売りが優勢となった。対ドルでは一時1ドル=98円43銭を 付けた。

外為どっとコム総合研究所のジェルベズ久美子氏は、ドル・円相場 の動きについて、「株価にらみの主体性のない展開。株価がマイナス圏 に落ちたタイミングで円高が進み、ドル・円は97円87銭まで下げた。し かし、株価が切り返したことで98円台に戻している」と解説した。

朝方は前日発表のあった米国の7月小売売上高が4カ月連続で増加 したことを受けて、ドル買いがやや優勢で始まった。米連邦準備制度理 事会(FRB)が9月にも金融緩和縮小を始める可能性があるとの観測 がドルを支えた。一方、円は売られ、午前の取引後半にかけて主要16通 貨のほとんどの通貨に対して前日終値比で下落した。

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