米国株に出遅れる豪州株、政権交代なら上昇に弾みとの期待も

オーストラリア株は米国株に出遅 れ、その差は15年で最大に開いているが、来月の総選挙で政権が交代す れば、企業景況感は回復し、株式相場に追い風となると投資家は指摘し ている。

自由党のアボット党首が率いる野党連合が勝利すれば、少数与党の 労働党政権の下での先行き不透明感から痛手を受けてきた公益企業や建 設会社の利益が押し上げられると、プラティパス・アセット・マネジメ ントのドン・ウィリアムズ最高投資責任者(CIO)は予想。9月7日 の総選挙で政権交代が実現すれば、企業に支出計画の復活を促すだろう とUBSのデービッド・キャシディ氏は分析する。

ウィリアムズ氏はインタビューで「企業景況感は私がこれまで見た 中で最もひどい状況だ」と述べ、「政権交代があると仮定すると、景況 感は改善すると見込まれる。投資家が期待していることだ」と指摘し た。

ラッド首相率いる労働党は世論調査で野党に後れを取っている。政 治的混乱を受けて、ナショナルオーストラリア銀行(NAB)の企業信 頼感指数は4年ぶりの低水準付近にある。歴史を振り返ると、選挙は株 価に追い風になっており、ブルームバーグの集計データでは豪全普通株 指数は1983年以降に実施された11回の国政選挙の後の3カ月間に平均 で5.3%上昇した。

豪全普通株指数は今年、米国株の指標であるS&P500種株価指数 の約半分のリターンにとどまっており、2007年の過去最高値を25%下回 る水準にある。豪全普通株指数の年初から7月31日までの上昇率は8% と、1998年以降では米国株に最も出遅れた。

原題:Australian Stocks Trailing U.S. Most Since 1998 Face Vote Boost(抜粋)

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