エコノミスト65%が9月FOMCでの緩和縮小予想-BN調査

エコノミストの65%は9月の米連邦 公開市場委員会(FOMC)で月間850億ドル(約8兆3500億円)の債 券購入策の縮小が決定されると予想している。ブルームバーグがエコノ ミスト48人を対象に調査を実施した。

今月9-13日に実施された同調査では、最初の縮小は小幅になる見 通しが示された。予想中央値では月間100億ドル減額して750億ドルとす ると見込まれている。また、エコノミストは連邦準備制度理事会 (FRB)が2014年半ばまでに債券購入を終了すると予想した。 先月 の調査では9月17-18日開催のFOMCでの債券購入の縮小を予想した エコノミストは半数だった。

ピアポイント・セキュリティーズのチーフエコノミストで元リッチ モンド連銀のエコノミストのスティーブン・スタンリー氏は「経済指標 は素晴らしいとは言えないものの、縮小支持に十分な内容だ」と述べ、 「当局は秩序ある方法で縮小し、妥当な期間内に終了したい考えだ」と 指摘した。

バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長ら当局者は量的緩 和策第3弾(QE3)をどう終了していくかを検討している。FRBの バランスシートは量的緩和策で過去最大の3兆5900億ドルに拡大してい る。

慎重なステップ

7月18-22日のブルームバーグ調査では、エコノミストは債券購入 ペースが200億ドル縮小され650億ドルになると予想していた。

TDセキュリティーズの米国調査責任者、ミラン・マルレイン氏 は、雇用の伸びが加速しない場合、最初の縮小はより小幅になる可能性 があると分析。「量的緩和から抜け出す最初のステップは慎重なものに なるだろう」と語った。8月の雇用統計は9月6日に発表される。

バーナンキFRB議長は8月22-24日にワイオミング州ジャクソン ホールでカンザスシティー連銀が主催する経済政策に関する年次シンポ ジウムに出席しない。議長は9月のFOMCの終了後に記者会見を開 く。

調査によると、12月のFOMCまでに購入ペースは550億ドルに減 速する見通し。内訳は住宅ローン担保証券(MBS)が250億ドル、米 国債が300億ドル。来年3月までには一段と縮小され、MBSが150億ド ル、米国債が200億ドルのペースになると予想されている。

エコノミストの間では、債券購入の縮小とFRB議長交代の次期が 重なると予想されている。オバマ米大統領は来年1月に任期満了を迎え るバーナンキ議長の後任候補として、サマーズ元米国家経済会議 (NEC)委員長とイエレンFRB副議長、コーン全FRB副議長を検 討していることを明らかにしている。

エコノミスト予想通りなら、次期議長は債券購入策の縮小開始後に 就任し、同プログラムを終了する責任を引き継ぐことになる。調査の予 想中央値によると、来年6月17-18日のFOMC終了時には債券購入額 はゼロになる見通し。FRBは同プログラムを通じて総額約1兆2900億 ドルの債券を購入すると予想されている。

原題:Fed Seen Slowing QE in September by 65% of Economists in Survey(抜粋)

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