ドイツ債が下落、景況感改善で安全需要後退-スプレッド縮小

13日の欧州債市場では、ドイツ国債 が下落。ユーロ圏の他諸国の国債を下回るパフォーマンスとなった。8 月のドイツ景況感の予想を上回る改善を背景に、域内で最も安全とされ る同国債の需要が後退した。

ドイツ10年債利回りは7週間ぶり高水準となった。同国は40億ユー ロ相当の10年債入札を14日に行う。フランスとオランダ、フィンラン ド、オーストリアの国債も下げた。翌日発表される経済統計では、ユー ロ圏経済が4-6月(第2四半期)にプラス成長に回復した状況が示さ れるとアナリストらはみている。

イタリアとスペインの10年債のドイツ債に対する利回り上乗せ幅( スプレッド)は縮小し、それぞれ2011年以来の最小となった。

HSBCプライベートバンクの投資戦略の英国責任者ウィレム・セ ルズ氏(ロンドン在勤)は「ドイツ国債に対する向こう3-6カ月の見 通しはネガティブで、当社はドイツ国債をアンダーウエートにしてい る」と発言。「ドイツ経済は正しい方向に向かっており、周辺国に関す る材料は総じてプラスだ。これでスプレッドは縮小し、ドイツ国債の利 回りに上昇圧力を加える可能性がある」と続けた。

ロンドン時間午後4時28分現在、ドイツ10年債利回りは前日比11ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.81%。これは6月25 日以来の高水準。同国債(表面利率1.5%、2023年5月償還)の価格 は0.985下げ97.215となった。

ドイツ30年債利回りは一時、9bp上昇し2.60%となった。2年債 利回りは6bp上げて0.23%。

ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)がまとめた8月の独景況 感指数は42.0と、7月の36.3から改善した。ブルームバーグがまとめた 別のエコノミスト調査によれば、14日に発表されるユーロ圏の4-6月 域内総生産(GDP)は前期比0.2%増が見込まれている。1-3月 (第1四半期)は6四半期連続のマイナス成長だった。

イタリア10年債利回りは6bp上昇の4.23%。ドイツ債に対するス プレッドは5bp縮小の242bp。11年7月以来最小の237bpまで縮小 する場面もあった。11年11月9日にはユーロ導入以後で最大の575bp を記録している。

スペイン10年債利回りは1bp上昇し4.47%。ドイツ債とのスプレ ッドは10bp縮小の268bp。一時は11年8月以来最小の265bpとなっ た。

英国債相場は下落。10年債利回りは11年10月以来の高水準に達し た。住宅価格が上昇し、インフレ率が中銀目標の2%を上回る水準にと どまっていることが背景にある。

同利回りはロンドン時間午後5時現在、前日比14bp上昇 の2.60%。一時は11年10月28日以来の高さとなる2.61%に達した。同国 債(表面利率1.75%、2022年9月償還)価格は1.045下げ93.195。

原題:German Bonds Slump With France’s as Growth Signs Sap Safety Bid(抜粋) U.K. Gilt Yields Climb to Highest Since 2011 Amid Growth Signs (抜粋)

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