日銀議事要旨:物価は先行きプラスに、秋以降は「一服も」と複数委員

日本銀行は13日午前、7月10、11両 日開いた金融政策決定会合の議事要旨を公表した。物価について「先行 きはプラスに転じていく」との見方で一致。複数の委員は、消費者物価 の前年比プラス幅が夏ごろまではエネルギー価格下落の反動から拡大す るとしながらも、その後は一服する可能性があると指摘した。

2%程度に設定されている物価目標では、大方の委員が4月の「経 済・物価情勢の展望(展望リポート)」で示した見通し期間の後半にか けて、同目標に達する可能性が高いとの見方を示した。

量的・質的金融緩和の効果に関しては「金融環境の緩和度合いが着 実に強まっているとの認識を共有」するとともに、「経済・物価に関す る期待は好転している」との見方で一致した。

長期金利の動向では、多くの委員が6月中旬以降の世界的な金利上 昇局面において日本の長期金利が安定的に推移したと指摘。その要因と して「日銀による巨額の国債買い入れが長期金利の上昇圧力を強力に抑 制している」と述べた。一方で、ある委員は「債券市場の不安定さは潜 在的にはなお残されている」とし、今後の国内物価や米国金利動向の影 響に注意が必要との認識を示した。

このほか、ある委員は日銀の国債買い入れにより低金利が維持され るとの期待が過度に強まれば、「財政健全化に向けた政府の取り組み姿 勢の後退につながる可能性がある」との懸念を表明した。

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