4週にわたるドル売りは転換か、トレンドから乖離-シティ

ヘッジファンドやレバレッジをかけ ない投資家による4週間にわたるドル売りが終わりを迎えつつある可能 性があるとシティグループはみている。このところのドル売りはあまり にもペースが速過ぎてトレンドから大きく乖離(かいり)したとの見方 が広がっている。

シティの為替ストラテジスト、リチャード・コチノス氏(ニューヨ ーク在勤)は顧客向けリポートで、通貨フローに関する同行の独自デー タはドル売りの強さがこの1週間で弱まったことを示していると指摘。 過去1カ月間のドル売りの規模は、歳出削減と減税失効が重なった昨年 末の「財政の崖」のような米国の主要なリスクイベントの際に達したレ ベルだと説明した。

コチノス氏はインタビューで、「米国が大変なリスク環境にあるわ けでもなく、新興市場に巨額のリアルマネーが向かっているわけでもな い」と述べた上で、「ヘッジファンドやレバレッジをかけないリアルマ ネー投資家がかなり売っていても、ここからさらに売り込む強い動機は ない。このためドルは今後1、2週間で強含み始めるはずだ」との見方 を示した。

オプショントレーダーはドルに対して強気のポジションを組んでい る。1カ月物25デルタのドル・ユーロのリスクリバーサル率では、ユー ロのプットオプション(売る権利)のコール(買う権利)に対するプレ ミアムが12日に0.94ポイントに拡大。同プレミアムは先月22日に0.54ポ イントと、2月以来最も小さくなっていた。

主要6通貨に対するインターコンチネンタル取引所(ICE)のド ル指数は12日、0.3%高の81.35。同指数は5営業日連続で下落した後、 2営業日続けて上昇した。先月10日は84で終了。その前日には84.75 と、2010年7月以来の高値を付けた。

コチノス氏は「ヘッジファンドがドル売りから全面的なドル買いに シフトすれば、1、2カ月のうちにドル指数が再び84かそれを上回る水 準に達しないという理由はない」と指摘した。

原題:Dollar’s 4-Week Selloff May Reverse, Citigroup’s Cochinos Says(抜粋)

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