ロゴフ教授:次期FRB議長にリフレ派を-実質金利下げ狙う

2008年の金融危機後に異例なほど長 く景気低迷が続くことを予見した論文を記したハーバード大学のケネ ス・ロゴフ教授は、正常時なら中央銀行のトップとして最もふさわしく ないとみられる人物が連邦準備制度理事会(FRB)の議長になるべき だと考えている。ある程度のインフレを歓迎する人物だ。

ロゴフ教授は、イエレンFRB副議長もしくはサマーズ元財務長官 がFRB議長になった場合のプラス面を指摘している。

同教授によれば、イエレン、サマーズ両氏のハト派姿勢がFRB議 長としての資格を満たしているという。失業率が中長期的な水準を大幅 に上回っている時期には物価安定に重点を置き過ぎないようにする姿勢 だ。

ロゴフ教授は、緩やかな物価上昇という代償を払ってでも積極的な 金融緩和を実施すべきだとの見方を支持している。世界的にインフレ傾 向が弱い時期には物価を上昇させることで実質金利を押し下げ、債務負 担も減り、米経済にはむしろプラスに働く可能性があると同教授は説明 した。

ロゴフ教授はインタビューで、「より正常に近い時期には、セント ラルバンカーには高いインフレ期待の抑制役となり、インフレは低く安 定した状態が続き低金利が維持されると投資家に確信させることが期待 される」とした上で、現在は「世界の中銀の多くが国民に対し、インフ レに抵抗するのではなく寛容になっていることを納得させる必要がある 状況だ」と述べた。

教授は金融当局のインフレ目標について、「私が当局者なら4%程 度の数字を選んだ。それなら経済を再膨張させる上で助けとなっただろ う」と述べた。

原題:Rogoff Saying This Time Different Calls for Reflation: Economy(抜粋)

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