スペインとイタリア債は続伸-ユーロ経済が成長回復との観測

12日の欧州債市場ではスペインとイ タリアの国債が5営業日続伸。ユーロ圏経済が過去最長のリセッション (景気後退)から脱却したとの観測を手掛かりに、域内の高利回り債を 求める動きが強まった。

スペイン10年債利回りは約2カ月ぶりの低水準。今週発表される4 -6月(第2四半期)のユーロ圏域内総生産(GDP)統計でプラス成 長回復が示されると、アナリストらはみている。ドイツ10年債利回りは 5週間ぶりの高水準まで約3ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)となった。ゴールドマン・サックス・グループはユーロ圏の GDP成長率予想を上方修正した。ドイツとフランス、イタリアはこの 日、証券入札を行った。

INGグループのシニア金利ストラテジスト、アレッサンドロ・ジ アンサンティ氏(アムステルダム在勤)は「経済データはユーロ圏がプ ラス成長に戻りつつあることを裏付けるだろう」とし、「ここ数週間に 見られたプラスの傾向を経済指標で確認できると思う。前向きなデータ がもっと増えれば、ドイツ債利回りを押し上げる圧力が働く一方、高リ スク資産にとっては良好な環境となるだろう」と語った。

ロンドン時間午後4時20分現在、スペイン10年債利回りは前週末比 1bp低下の4.48%。一時は6月6日以来の低水準となる4.47%に達し た。同国債(表面利率4.4%、2023年10月償還)の価格は0.09上 げ99.335。

同年限のイタリア国債の利回りは2bp下げて4.16%。ドイツ10年 債利回りは2bp上昇し1.70%。2日には7月5日以来の高水準とな る1.73%を付けた。

ブルームバーグがまとめたアナリスト調査によれば、14日発表のユ ーロ圏の4-6月GDPは前期比0.2%増と、7四半期ぶりのプラス成 長となる見込み。別の調査によれば、ドイツの欧州経済研究センター (ZEW)が13日発表する8月の独景況感指数は改善が予想されてい る。

英国債相場は前週末からほぼ変わらずで、英10年債利回り は2.47%。7日には2.56%と、6月25日以来の最高となった。同国債 (表面利率1.75%、2022年9月償還)価格はこの日94.19。

原題:Spanish Bonds Advance With Italy’s on Bets Region’s GDP Expanded(抜粋) Pound Approaches One-Month High Against Euro Amid Growth Signs (抜粋)

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