加ブラックベリー、身売りなど検討へ特別委設置-販売不振で

経営不振のスマートフォン(多機能 携帯電話)メーカー、カナダのブラックベリーは、新製品「ブラックベ リー10」の販売が振るわず、独立企業としての前途が不透明となったこ とから身売りを検討している。

12日の発表資料によると、取締役会の特別委員会は合弁事業や提 携、身売りなどを含めてブラックベリーの価値と規模を向上するための 方策を検討する。米銀JPモルガン・チェースが財務アドバザーを務め る。ブラックベリーの株価はニューヨーク市場で10%高となった。

同社は昨年、戦略的な選択肢に関する助言を求めてJPモルガンと RBCキャピタル・マーケッツをアドバイザーに採用。ソーステン・ハ インズ最高経営責任者(CEO)は当時、検討されている選択肢の中で 身売りは「中心的方向」ではないと述べていた。同社の見通しはその後 悪化し、経営再建の要と位置付けていたブラックベリー10の需要不振に 見舞われている。

ニーダムのアナリスト、チャーリー・ウルフ氏は「ブラックベリー の動きは適切な行動だ」と指摘。身売りの確率は少なくとも50%あると 述べ、「その他の選択肢が取られる可能性はずっと低い」との見方を示 した。

特別委にはハインズCEOのほか、取締役会メンバーのティモシ ー・ダッテルズ氏、バーバラ・スタイミースト氏、リチャード・リンチ 氏、バート・ノルドベリ氏が加わる。ブラックベリーの筆頭株主である フェアファックス・ファイナンシャルのプレム・ワトサCEOは選択肢 の検討で生じかねない対立を避けるため取締役会メンバーを辞任する。

特別委の委員長を務めるダッテルズ氏は、「当社の技術の重要性と 強み、進化する業界や競争環境を考えて、今こそ戦略的代替策を模索す るには最適な時期だと考える」と発表資料の中で述べた。

ニューヨーク市場でのブラックベリーの株価終値は10.78ドル。3 月以来の大幅高となった。

原題:BlackBerry Weighs Putting Itself Up for Sale as Demand Ebbs (4)(抜粋)

--取材協力:Eric Lam、Katia Dmitrieva、Sarah Frier. Editors: Nick Turner, Niamh Ring

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE