アジア・太平洋株式サマリー:中国株が大幅高、香港・印株も上昇

アジア・オセアニア各株式市場の 動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は上昇。香港に上場する中国企業株で構成されるハン セン中国企業株(H株)指数は2カ月ぶり高値で終了した。資源株とエ ネルギー株が買われた。中国政府が株式発行を通じ資金調達する企業に 対する規制を緩和するとの観測から、不動産株も値上がりした。

中国最大の産銅会社、江西銅業(358 HK)は7%高。中国最大の海 洋油田会社、中国海洋石油(CNOOC、883 HK)は2.6%上昇。時価 総額で中国最大の石炭生産会社、中国神華能源(1088 HK)も高い。香 港上場の中国本土の不動産会社で2位のチャイナ・リソーシズランド (華潤置地、1109 HK)は2.3%上げた。

ハンセン指数は前週末比463.72ポイント(2.1%)高の22271.28で 終了。一時は0.3%下げる場面もあった。H株指数は同3.4%高 の9928.04と、6月11日以来の高値で引けた。

アンプル・キャピタルの香港在勤ディレクター、アレックス・ウォ ン氏は、ハンセン指数が「21800を突破した後、市場で再び関心が集ま っている」と指摘。「中国の経済指標で幾分か回復の兆しが示されたこ とから、地合いは若干改善しつつあった。現在は上昇の最初の局面にあ る」と述べた。

【中国株式市況】

中国株式相場は上昇。上海総合指数は約2カ月ぶりの高値を付け た。中国経済が安定しつつあるとの楽観的な見方から、資源株や金融株 が上げを主導した。

エネルギー株指数は5.7%上昇と、昨年9月以来の大幅な上げ。中 国最大の石炭生産会社、中国神華能源(601088 CH)は6.1%高、中国最 大の産銅会社、江西銅業(600362 CH)は1カ月ぶり大幅高となった。 保利房地産集団(600048 CH)は5%値上がり。中国政府が株式発行に より資金調達する不動産会社への規制を緩和するとの観測が背景。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動して いる上海総合指数は、前週末比49.05ポイント(2.4%)高の2101.28で 終了。上海、深圳両証取のA株に連動しているCSI300指数は同2.9% 高の2352.79。

光大証券のアナリスト、ツォン・シエンチャオ氏は、「先週の経済 指標を受け、投資家は景気が回復していると確信し始めている」と指 摘。「流動性にも問題がないようだ」と述べた。

【インド株式市況】

インド株式相場は上昇。指標のS&Pセンセックス指数は4週間ぶ り大幅高となった。増益を手掛かりに製薬銘柄が上昇したほか、金属株 も買われた。

インド最大の製薬会社、サン・ファーマシューティカル・インダス トリーズは2009年以来最大の上げ。4-6月決算で一時項目を除いた利 益の56%増加が好感された。タタ・スチールは8.1%高。同社決算は13 日に発表される。

一方、インドステイト銀行を中心に銀行株が安い。ルピー安に歯止 めをかけようと、当局が流動性引き締め措置を公表してきたことが背 景。

ムンバイ市場でのセンセックス指数は前営業日比157.64ポイント (0.8%)高の18946.98で終了。これは先月18日以来の大幅上昇。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前週末比53.44ポイント(1.1%)高 の5108.65。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前週末比4.12ポイント(0.2%)高の1884.83。

【台湾株式市況】

加権指数は前週末比47.24ポイント(0.6%)高の7903.38。

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