NY外為:ドル指数が7営業日ぶりに上昇-円は下落

ニューヨーク外国為替市場では、ド ルが主要16通貨の過半数に対して上昇。13日発表される7月の小売売上 高では4カ月連続での増加が見込まれており、金融当局の緩和策縮小を 支持する内容となりそうだ。

円はドルに対しここ1週間で最大の値下がり。日本の実質国内総生 産(GDP)の成長率が市場予想を下回ったことで、成長押し上げのた め追加の金融緩和が必要になるとの観測が強まった。ブルームバーグ米 ドル指数は7営業日ぶりに上昇。南アフリカ・ランドは下落。株式相場 の値下がりで、高利回り資産の需要が後退した。

ウェスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズのシニア市場 アナリスト、ラビ・バラドワジ氏(ワシントン在勤)は電話取材で、 「先行き期待がドルの大幅上昇に寄与していることは確実だ」と指摘。 「市場参加者は現在、経済指標に極めて敏感になっている。よって実際 の数字が投資家の予想から外れた場合はドルへの強い反応が見込まれ る。また利益確定の動きも若干見られる」と述べた。

ニューヨーク時間午後5時現在、ブルームバーグ米ドル指数は前週 末比0.4%上昇の1020.54。日中ベースでは1日以降で最大の上げとなっ た。

ドルはユーロに対し0.3%高の1ユーロ=1.33ドル。対円では0.7% 上げて1ドル=96円90銭。一時0.8%高と1日以降で最大の上昇率とな った。円は対ユーロで0.4%下げて1ユーロ=128円87銭。

フラン、ランド

スイス・フランは対ドルで下落。スイス国立銀行(中央銀行)のダ ンティーヌ副総裁は、いったん利上げを始めれば、スイス・フランのユ ーロに対する上限を廃止すると表明した。フランは対ドルで0.4%安の 1ドル=0.9258フラン。対ユーロでは1ユーロ=1.2312フラン。

ランドは0.7%安の1ドル=9.8884ランドと、3営業日ぶりに下 落。9日には9.6994ランドと、7月26日以来の高値を付けていた。

JPモルガン・チェースのG7ボラティリティ指数は9.04%と、5 月9日以来の低水準を付けた。

ブルームバーグのまとめた市場調査によれば、13日発表される7月 の米小売売上高は前月比0.3%増が見込まれている。6月は同0.4%増だ った。

小売売上高

野村ホールディングスの外国為替ストラテジスト、チャールズ・サ ンタルノー氏(ニューヨーク在勤)は電話取材で、「小売売上高の統計 が市場予想を上回れば、それは米経済が健全なことを示唆する」と述べ た。

内閣府が発表した日本の4-6月期の実質国内総生産(GDP)速 報値は、前期比年率で2.6%増。1-3月期は3.8%増に改定された。ブ ルームバーグがまとめたエコノミスト調査では、4-6月は3.6%増が 予想されていた。

原題:Dollar Snaps Six-Day Slump Before Retail-Sales Report; Yen Drops(抜粋)

--取材協力:小宮弘子、Kristine Aquino、Neal Armstrong. Editors: Kenneth Pringle, Greg Storey

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