ヤフー:米ゴールドマン・サックスのバンカー平山氏を採用

日本最大のポータルサイトを運営す るヤフーは、米ゴールドマン・サックスで投資銀行業務に携わっていた 平山竜氏を採用したことを明らかにした。

ヤフーの宮原淳治広報担当はブルームバーグ・ニュースの取材に対 し、ゴールドマンの投資銀行部門のヴァイスプレジデントだった平山氏 が8月1日付でヤフーに入社したと述べた。役職などは現時点では未定 だという。関係者によれば、平山氏はゴールドマンでM&A(企業の合 併・買収)助言業務などを手掛けていた。

孫正義氏率いるソフトバンクが筆頭株主となっているヤフーはこれ まで数多くのM&Aを行ってきた。ブルームバーグ・データによれ ば、2012年は9件の買収や合併などを実施し、11年の2件から大きく増 加。13年もすでに5件と積極的に買収戦略を進めている。

いちよし経済研究所の納博司主席研究員は「まず米ヤフーが持ち株 を放出する可能性についてどうするのか、新しく入ったバンカーの課題 の一つになるだろう」と分析。その上で米ヤフーとの契約上、海外で同 社ブランドを使ってビジネス展開できないため、「国内でのM&Aがと ても重要になる。出版、放送、新聞、金融など業態や産業を超えたコラ ボレーションや資本提携が模索される可能性がある」と指摘した。

ヤフーによる平山氏の採用について同氏からはコメントが得られて いない。また、ゴールドマンの松本弘子広報担当はコメントを控えた。

インベストメントバンカー

日本の事業会社では近年、ウォールストリートファームで金融ビジ ネスの経験を積んだバンカーを採用する動きが増えてきている。3月に はサントリー食品インターナショナルがM&Aを推進するため、メリル リンチ日本証券で投資銀行部門の共同責任者を務めていた稲田晴久氏を 起用した。

大塚ホールディングスも同社の新規株式公開(IPO)に携わった モルガン・スタンレーのバンカーを11年に迎え入れた。06年にはグリー がドイツ証券から青柳直樹氏を起用、その後最高財務責任者(CFO) になるなど、欧米の投資銀行から事業会社へ移籍する動きが顕著になっ てきている。

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