債券投資家、自信過剰か-高リスク取引が危機前と同様の活況

債券市場で最もリスクの高い分野の 取引が金融危機前と同様の活況を呈しており、投資家がそれにのめり込 みつつある。

債務の制限など通常の債権者保護規定が緩いコベナントライト・ロ ーンの供与額は今年、2007年に記録した過去最高水準を既に上回った。 投機的格付けローン債権に投資するファンドへの資金流入額は先週、過 去2番目の高水準に膨らんだ。最低格付けのジャンク債(高リスク・高 利回り債)の発行額が投機的格付け債の発行額に占める割合は先月、11 年以来の大きさとなった。

米連邦準備制度理事会(FRB)は月850億ドル(約8兆2000億 円)の債券購入の縮小時期・規模を決める主な要因は雇用とインフレだ としているが、過度なリスクテークの兆候の有無も判断材料となる公算 が大きい。FRBのバーナンキ議長やスタイン理事は、量的緩和を継続 すれば金融市場が混乱するとの認識を示している。

ユナイテッド・ネーションズ・フェデラル・クレジット・ユニオン (ニューヨーク)のクリストファー・サリバン最高投資責任者 (CIO)は7日の電話取材に対して「FRBは雇用増とインフレに関 する使命を達成できていないため」、購入縮小時期は「純粋に経済的な 問題ではなく、リスク管理の問題のように思われる」と述べた。

原題:Bond Hubris Overwhelms Fed in Riskiest Sectors of Credit Markets(抜粋)

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