独選挙戦が本格化へ、世論調査では与党リード-9月22日投票

ドイツでは選挙戦が今週から本格化 する。攻勢を強める野党・社会民主党(SPD)の首相候補ペール・シ ュタインブリュック氏に対し、連立政権を率いるメルケル首相は世論調 査でリードを維持している。

休暇から戻るメルケル首相は14日のヘッセン州ゼーリゲンシュタッ トでの遊説を皮切りにドイツ国内で56回の選挙演説を予定している。選 挙戦は9月22日の投票日まで6週間続く。シュタインブリュック氏はメ ルケル政権の経済政策を攻撃している。

シュタインブリュック氏は10日付の南ドイツ新聞に掲載された論説 で、メルケル政権が金融取引税の導入を妨げていると批判。「遅延作戦 によって政府は銀行のお気に入りとなり、銀行が過失の責任を追及され ることを阻んでいる」と訴えた。

先週発表の世論調査ではシュタインブリュック氏が与党との差を縮 めている様子が示されていたが、11日付のビルト紙日曜版に掲載された 調査機関エムニドの世論調査結果によれば、首相率いるキリスト教民 主・社会同盟(CDU・CSU)の支持率は1ポイント上昇の41%と、 横ばいだったSPDの25%との差が16ポイントに広がった。ただ、連立 を組む自由民主党(FDP)の支持率は5%にとどまっており、得票率 が議席確保に必要な5%に届かない可能性もあるため、メルケル首相が 現在の形の連立政権を維持できるどうかは不透明だ。

エムニドの調査では、SPDと連携する緑の党が13%の支持率を維 持。2大勢力による大連立が実現し、政策の重点が緊縮策から成長に移 る可能性もある。

原題:Merkel Returns From Vacation to Defend Her Lead Ahead of Vote(抜粋)

--取材協力:Jana Randow、Brian Parkin、Arne Delfs. Editors: Alex Devine, Robert Valpuesta

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