スペイン債続伸、ユーロ圏GDP控え-ドイツ債ほぼ変わらず

9日の欧州債市場ではスペイン国債 が4日続伸。10年債利回りは2カ月ぶり低水準となった。エコノミスト 予想では来週発表される経済統計がユーロ圏のリセッション(景気後 退)脱却と鉱工業生産の増加を示す見通しで、これを手掛かりに高利回 り資産を求める動きが強まった。

ギリシャ国債も買われ、週間ベースでは5週続伸となった。一方、 ドイツ国債は今週下げた。比較的安全とされる資産の需要が後退したた めだ。9月のドイツ議会選挙と米連邦公開市場委員会(FOMC)を控 え、独国債の先物の取引高は今週減少した。

RIAキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、ニック・ス タメンコビッチ氏(エディンバラ在勤)は「周辺国へのセンチメントが 改善した。来週発表の経済統計が改善を示すはずだからだ」とし、「こ うした背景や低いボラティリティが現時点でスペイン国債を支える要因 となっているようだ」と語った。

ロンドン時間午後5時現在、スペイン10年債利回りは前日比2ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の4.50%。一時は4.48% と、6月6日以来の低水準となった。前週末比では7bp下げた。同国 債(表面利率4.4%、2023年10月償還)価格はこの日、0.18上 げ99.245。

エコノミスト調査によれば、13日発表のドイツの欧州経済研究セン ター(ZEW)がまとめた8月の独景況感指数は39.9と、7月の36.3か ら上昇すると見込まれている。14日発表のユーロ圏の4-6月(第2四 半期)域内総生産(GDP)は前期比0.2%増となる見通し。1-3月 (第1四半期)まで6四半期連続のマイナス成長だった。

ギリシャ10年債利回りは4bp低下し9.72%。週間ベースでは22b p下げた。ドイツ10年債利回りはほぼ変わらずの1.68%。前週末比では 3bp上昇。

英国債相場は値上がりし、10年債利回りは前日比2bp低下 の2.46%。7日には2.56%と、6月25日以来の高水準となった。前週末 比では3bp上昇。同国債(表面利率1.75%、2022年9月償還)価格 は94.26。

原題:Spanish Yields Drop to Two-Month Low Before Euro-Area GDP Report(抜粋) Pound Set for Biggest Weekly Gain in a Month as Deficit Narrows (抜粋)

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