英中銀:8月は投票3回、ガイダンスめぐる採決追加で-当局者

イングランド銀行(英中央銀行)は 今月の金融政策委員会(MPC)で、初めて3件の投票を実施した。カ ーニー新総裁の下、フォワードガイダンス(時間軸政策)の導入をめぐ る議論が加わったためだ。中銀当局者が明らかにした。

中銀の方針として匿名で発言した当局者によると、現行の金融政策 をいつまで継続するかを決定する際に失業率を参考とする計画の採用を 問う1日の会合での投票は1回限りで、今後のMPC会合で繰り返され るものではない。このフォワードガイダンス案をめぐる採決に加え、政 策金利と量的緩和をめぐる毎月恒例の投票で9人のMPCメンバーがど う判断したかは、14日公表の議事録で明らかになる。7月の雇用統計も 同日発表される。

カーニー総裁は7日、失業率が7%に低下するまで政策金利の過去 最低0.5%からの引き上げはまずないと言明しており、このガイダンス へのMPC委員らのコミットメントを見極めようとする投資家やエコノ ミストから議事録は注目されそうだ。ガイダンスにはその継続を左右す る物価関連の2条件が付帯しており、インフレをめぐっては以前にメン バー間で意見相違が見られた。

インベステック・セキュリティーズのエコノミスト、ビクトリア・ クラーク氏は「ビーン副総裁を含む数人のMPC委員が過去に、政策手 段としてガイダンスを利用することへの疑念を表明している」と指摘。 「そのため、フォワードガイダンスを正式導入すべきかどうかをめぐる 議論は単純ではなかったと思う」と語った。

カーニー総裁の下で初会合となった先月のMPCは、全会一致で量 的緩和策である資産購入の規模据え置きを決定した。それまでは8カ月 にわたり意見が割れていた。

原題:Carney Guidance Added Third BOE Vote to Be Shown in Minutes (2)(抜粋)

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