今日の国内市況(8月9日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株は3日ぶり反発、米統計や市況高で非鉄上昇-ニコン急落重し

東京株式相場は3日ぶりに小反発。米国経済統計の改善や海外銅市 況の上昇を受けた非鉄金属を中心に、素材関連株が買われた。海運や商 社株のほか、機械や情報・通信株も堅調。一方、業績低迷で急落したニ コンなど精密機器株は安く、為替の円高警戒感も相場全体の上値を抑え た。

TOPIXの終値は前日比1.32ポイント(0.1%)高の1140.91、日 経平均株価は9円63銭(0.1%)高の1万3615円19銭。

損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの中尾剛也シニア・イ ンベストメントマネジャーは、「株価水準がおおむね適正水準で、新た な手掛かり材料にも不足し、当面は一進一退が続く」との見方を示し た。足元の日本株は、指数を売買する海外短期筋が主体で、「中長期投 資家が様子見に入ると、相場の振れ幅が大きくなる」と言う。

●債券先物反発、需給の良さや株軟化で買い-30年債入札結果は低調

債券先物相場は小幅に反発。きょうの30年債入札結果が低調となっ たため、いったんは売りが増える場面があったものの、応札倍率が高水 準となるなど需給の良さや株価の軟化を背景に買いが優勢となった。現 物債も横ばい圏で底堅く推移した。

東京先物市場で中心限月の9月物は前日比4銭安の143円97銭で開 始し、午前9時すぎに14銭安の143円87銭まで下げた。直後から買いが 入って下げ幅を縮めたが、午後零時45分の入札結果発表後には143円90 銭まで下落。その後は株価が軟調に推移する中で買いが優勢になり、一 時144円10銭と日中取引で5月10日以来の高値を付けた。取引終盤にか けては下げに転じる場面もあり、結局は1銭高の144円02銭で引けた。

DIAMアセットマネジメントの山崎信人上席ファンドマネジャー は、日経平均株価の一時マイナス転換や円高が債券先物相場を支えたと 説明した。30年債の入札結果は問題ないと分析。「証券会社の買い戻し が入ったが、投資家の需要が足りなかった分だけテールが流れた。た だ、投資家はきのうまで前倒し気味に買っていた」と話した。

●ドル・円は96円台半ば、株価にらみ-中国経済指標受け豪ドル高

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=96円台半ばを中心に推 移。株価動向をにらんだ取引に終始した。この日発表された中国の経済 指標の一部が予想を上回る内容となったのを受けて、豪ドルが買われる 場面があったが、ドル・円への影響は限定的だった。

ドル・円は午前の取引で日本株の反発を受けて一時96円97銭と2日 ぶりの水準まで円売りが進んだが、株価の伸び悩みにつれて値を戻し、 午後零時半すぎに96円33銭を付けた。その後96円70銭台まで円が売られ る場面も見られたものの方向は定まらず、96円台半ばでもみ合った。

外為どっとコム総合研究所のジェルベズ久美子研究員は、きょうの 相場展開について「基本は株にらみ」と指摘。午前のドル・円は仲値公 表に向けては株が堅調だったこともあって上昇したが、97円ちょうど近 辺は重いと話した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE