独野党首相候補:メルケル氏は欧州危機めぐり有権者に誤解

ドイツの野党・社会民主党 (SPD)の首相候補であるペール・シュタインブリュック氏は、メル ケル首相が欧州債務危機の真の代償について有権者に誤解を与えている と批判した。同氏は9月22日の総選挙後に必要となる政策決定について 率直に話す意向だと述べた。

シュタインブリュック氏のメルケル首相打倒に向けた選挙戦は失言 や失策に苦しめられており、8日の最初の選挙集会では率直な物言いを するという自身の評判を逆手に取った形だ。同氏はハンブルクに集まっ た聴衆3000人に対し、メルケル首相のエネルギーや経済、欧州に対する 姿勢を引き合いに出し、自らの政策と首相の有権者「懐柔策」とを対比 してみせた。

同氏は支持者に対し「ドイツは欧州を支援しなければならない上 に、必要ならその費用も負担しなければならない」と指摘。「しかし、 メルケル氏はそのことをあなた方に伝えないだろう。節約しろと他国の 頭を叩くだけでは十分ではなく、成長も必要だ」と述べた。

シュタインブリュック氏(66)は、ドイツ経済のかじ取り役として メルケル首相(59)より自らが適任であると有権者に訴えるための時間 はあと6週間程度しか残されていない。世論調査では国民がメルケル氏 の危機対応を評価していることが示されている一方で、最近の調査では SPDが与党会派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との差 を縮め始めていることも示されている。メルケル首相は13日に休暇から 戻り公務に復帰し、翌日には最初の選挙集会を行う予定。

原題:Steinbrueck Says Merkel Misleading Voters on Euro Debt Crisis(抜粋)

--取材協力:Rainer Buergin. Editors: Alan Crawford, James Kraus

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