トヨタはペダルの危険性を認識していた-急加速問題で原告

トヨタ自動車の車両の意図しない加 速が原因と原告側が主張する死亡事故をめぐる米国の民事訴訟で、第1 回口頭弁論がカリフォルニア州のロサンゼルス郡地裁で開かれた。原告 側の弁護士は、トヨタがアクセルペダルが戻らなくなる危険性について 認識していたと述べ、衝突事故で死亡した女性が運転していた2006年型 カムリにブレーキ・オーバーライド・システム(ブレーキ優先システ ム)の装備を怠っていたと主張した。

死亡した女性ウノ・ノリコさんの夫と息子の弁護士、ガロ・マーデ ィロシアン氏は「トヨタがブレーキ・オーバーライド・システムを装備 していれば、車は停止していただろう」と指摘。ウノさん(当時66)が 運転していたカムリは一時停止標識を無視した車に衝突された後、加速 してコントロールを失い、木に衝突してウノさんは死亡したと説明し た。遺族は2000万ドル(約19億円)の損害賠償を求めている。

今回の訴訟は、意図しない急加速が原因とされる死亡事故をめぐる 民事訴訟の初の陪審裁判。ロサンゼルス郡地裁では急加速問題に絡む 約85の死傷事故関連訴訟が併合され、一括審理されることになってい る。

トヨタ側の弁護士ビンス・ガルビン氏は8日の口頭弁論で、ウノさ んの右足がアクセルとブレーキの間に引っかかって動きが取れなくな り、左足でブレーキをかけようとしたが加速したと主張することは不可 能だと反論。ウノさんの06年型カムリはリコール(無料の回収・修理) の対象ではなく安全だったと述べ、ウノさんがブレーキではなくアクセ ルを踏んでいたために誤った方向に30秒間にわたって走行したと主張し た。

原題:Toyota Knew of Danger of Stuck Pedals, Lawyer Tells Jurors (2)(抜粋)

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