海外勢が2週連続売り越す、投信や信託銀買い-7月5週需給

7月第5週の日本株市場で、海外投 資家が5月末以来、2週連続で売り越したことが東京証券取引所の公表 データで分かった。

東証が8日午後に発表した7月5週(7月29日-8月2日)の投資 部門別売買動向(東証、名証の1・2部等合計)によると、海外投資家 は差し引き205億円売り越した。前の週は510億円の売り越しだった。こ のほか、主な売り越しでは個人(金額1169億円)が2週ぶり、証券会社 の自己売買部門(730億円)が4週ぶりだった。

みずほ証券エクイティ調査部の三浦豊シニアテクニカルアナリスト によると、「日経平均が1万4500円近辺まで戻ったことで、海外勢は夏 季休暇入りで様子見の中、小口の利益確定売りを出した」という。

第5週の日経平均株価は、前の週末に比べ2.4%高の1万4466円16 銭と反発。主な買い越し主体は、投資信託(988億円)が2週連続、年 金基金などの動向を反映する信託銀行(888億円)が5週ぶり、事業法 人(332億円)は3週連続などとなった。

週前半に日本株が下落した場面で、「国内勢が先高観や自社株買い などから押し目買いを入れた可能性がある」と、三浦氏は見ていた。信 託銀の買越額は6月4週(844億円)を抜き、昨年の6月4週(1022億 円)以来の多さ。

月間個人は12カ月連続売り越し

同時に発表された7月月間(7月1日-8月2日)の動きでは、個 人が12カ月連続の売り越しとなり、売越額は8944億円。これ以外の売り 越し主体は、信託銀(売越額1639億円)が9カ月連続、生・損保 (同557億円)が11カ月連続など。買い越しは、海外投資家(9421億 円)が10カ月連続、証券会社の自己売買部門(1616億円)が2カ月ぶ り、事業法人(886億円)が3カ月連続だった。

7月(1-31日)の日経平均は前月末比0.1%安の1万3668円と、 3カ月連続の下落だった。

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