豪州:7月雇用者数は予想外の減少-再選狙うラッド首相に打撃

オーストラリアの7月の雇用者数は 予想に反して減少した。失業率もほぼ4年ぶりの高水準にとどまり、秋 の総選挙での逆転勝利を狙うラッド首相にとって打撃となった。

豪統計局が8日発表した7月の雇用者数は前月比1万200人減少。 ブルームバーグ・ニュースが集計したエコノミスト24人の予想中央値で は5000人増加が見込まれていた。求職者数の減少に伴い失業率は5.7% と、前月から横ばいだった。

総選挙を9月7日に控え、ラッド首相は経済での実績をてこに再選 を目指している。オーストラリア準備銀行(中央銀行)のスティーブン ス総裁は軟調な労働市場とトレンドを下回る経済成長を予想しており、 資源投資ブームが衰える中、2011年終盤以降に計2.25ポイントの利下げ を実施している。今月に入って政策金利を0.25ポイント引き下げ、過去 最低の2.5%とした。

シティグループのシニアエコノミスト、ジョシュア・ウィリアムソ ン氏(シドニー在勤)は失業率は上昇しなかったものの、「それは求職 者数が減少したためであり、政権は声高に誇れるものではない」と指 摘。「統計結果は破滅的なものではないが、景気が減速しつつあること を示しているのは明らかだ」と述べた。

7月はフルタイム雇用者数が6700人減少し、パートタイム雇用者 も3500人減った。労働参加率は65.1%で、前月の65.3%から低下した。

原題:Australian Jobs Drop in Blow for Rudd’s Re-Election Bid: Economy(抜粋)

--取材協力:Daniel Petrie、Garfield Reynolds、Jason Scott. Editors: Malcolm Scott, Edward Johnson

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