米シティの債券セールスで集団離反、報酬システム変更後

米銀シティグループの信用商品セー ルス担当者5人がアラバマ州の証券会社、スターン・アギー・アンド・ リーチに移籍した。シティは報酬の制度を変更し、セールス担当者が稼 いだ利益に対するコミッションの支払いをやめていた。

1984年にソロモン・ブラザーズ(当時)入りしたベテランのエドワ ード・ラスカラ氏や、シティとその前身に計27年在籍したシンディ・ヘ ルマン氏を含む5人はスターン・アギーのニューヨーク支店に加わっ た。スターン・アギーが採用を発表した。

シティは7月1日から、ミドルマーケット債券セールスグループの 報酬体系を変更し、営業成績に連動した歩合制から給与と賞与のシステ ムに移行、チームの何人かはこれをきっかけに移籍を決意したと、ラス カラ氏が述べた。ヘルマン氏によれば、同氏とマイク・マレスカ氏はシ ティが両氏の部署を閉鎖したことから4月に退社した。

非上場のスターン・アギーは2010年以降、クレジット取引・セール ス・調査チームの陣容を2倍以上に拡大した。一方、ライバル会社のグ リーチャーとナイト・キャピタル・グループはクレジット・ブローカレ ッジ部門を閉鎖または売却している。

スターン・アギーの債券部門責任者エリック・ニードルマン氏は、 「多数の競合他社が撤退しているのに対し、われわれはシェアを伸ばし ている」と述べた。

ウォール街の大手銀行は、新たなリスク抑制規制に直面しているた め、従業員の解雇や報酬の削減を進めている。シティは1月、全世界で 投資銀行部門社員の賞与を10-20%削減したと社員に通知。7月には、 比較的小規模な新発社債の投資者を対象とするミドルマーケット債券セ ールス部門と、機関投資家向け債券ブローカレッジグループを統合した と、ラスカラ氏とヘルマン氏が電話インタビューで述べた。

シティの広報担当、スコット・ヘルフマン氏はコメントを控えた。 コミッション方式から給与・賞与方式へのシティの転換は、「トッ プ100の顧客に焦点を絞り、中小の投資家から離れつつあるシティの戦 略のさらなる一歩だ」とラスカラ氏は電子メールで指摘した。

原題:Citigroup Debt-Sales Team Defects to Sterne Agee After Pay Shift(抜粋)

--取材協力:Donal Griffin、Christine Harper. Editors: Shannon D. Harrington, Alan Goldstein

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