形勢逆転、攻めに転じるアップル-サムスン製品禁輸を要請へ

ホワイトハウスが1週間前に異例の 拒否権を発動したことで、米アップルはスマートフォン(多機能携帯電 話)「iPhone(アイフォーン)4」の禁輸措置を回避できた。同 社は今度、韓国サムスン電子の一部携帯機器を米国の店頭から排除する よう訴える。

アップルは9日に米連邦特別行政高裁で、アイフォーンの外観や特 徴の特許を侵害したとカリフォルニア州の陪審が認定したサムスン製品 の販売差し止めを求める。その後、米国際貿易委員会(ITC)は別の アップルの特許侵害申し立てに基づき、サムスンの一部製品の輸入を差 し止めるかどうかの判断を下す見通し。

アップルにとって、サムスンに一部のスマートフォンやタブレット 端末の販売を変更もしくは停止させることは金銭以上に重要だ。昨年ア ップルが勝ち取った10億ドル(約970億円)の陪審評決は、アイフォー ンの2週間弱の売上高にすぎず、サムスンの4-6月(第2四半期)利 益の7分の1程度。

バン・ダイク・ファームのレイ・バン・ダイク弁護士(技術特許担 当)は「金で不十分なケースもある」と述べ、「アップルとサムスンの 間では、どちらが勝者になるかが問題だ」と指摘した。

原題:Apple Turns Tables Seeking Samsung Phone Ban After U.S. Reprieve(抜粋)

--取材協力:Joel Rosenblatt、Peter Burrows、Ian King、Adam Satariano. Editors: Michael Shepard, Elizabeth Wasserman

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