ブラジル株の大半が下落-サンタンデール銀が指数見通し下げ

7日のブラジル株式市場では、大半 の銘柄が下落した。サンタンデール銀行がブラジルの経済成長鈍化と通 貨レアルの下落を理由に指標のボベスパ指数の見通しを引き下げたこと が影響した。

GOL航空のマイレージ部門スマイルズは3.5%安となり、3週間 ぶりの安値を付けた。サンタンデール銀が推奨リストから外したことが 響いた。カード決済処理会社シエロは、4-6月(第2四半期)の純利 益が市場予想を下回ったことから1.3%安と、3日続落した。

一方、ナシオナル製鉄(コンパニア・シデルルジカ・ナシオナル、 CSN)は3.4%高と、鉄鋼メーカーの上げを主導した。第2四半期の 純損益が市場予想に反して黒字となったことが手掛かり。

ボベスパ指数は前日比0.1%弱高い47446.71で終了。指数構成銘柄 のうち下落が43銘柄、上昇は27銘柄。同指数は6日、米連邦準備制度理 事会(FRB)が金融刺激策を近く縮小するとの観測が強まったこと で、3週間ぶりの下落率を記録していた。通貨レアルはサンパウロ時間 午後5時45分(日本時間8日午前5時45分)現在、0.7安の1ドル =2.3152レアル。

コンサルタント会社エンピリクス・リサーチのアナリスト、ロベル ト・アルテニョフェン氏(サンパウロ在勤)は電話取材で、「少なくと も年末まで、ブラジル株の地合いは弱含みとなるだろう」と指摘。その 上で「ボベスパ指数の低迷は経済成長の弱さなどの国内問題が原因だっ たが、今はそれに加えてFRBのスタンスをめぐる懸念もある」と語っ た。

原題:Most Brazilian Stocks Drop as Santander Lowers Ibovespa Outlook(抜粋)

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