米経済は下期に加速へ、雇用減速もエコノミストは予想を維持

今年下期(7-12月)の米経済は雇 用面で緩慢なスタートとなったが、エコノミストらは景気全体が上向く との予想を変えていない。

ブルームバーグが今月2-6日にエコノミスト59人を対象に実施し た調査によれば、7-12月期の国内総生産(GDP)は年率2.5%増 と、伸びは1-6月(1.4%増)から加速する見通しだ。前月実施した 調査でもほぼ同じ伸び率が予想されていた。米労働省が先週発表した7 月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比16万2000人増と、 4カ月ぶりの低い伸びにとどまった。

政府の歳出削減の影響もあり、今年前半は成長が抑えられたが、そ の後は製造業の拡大や輸出の増加、銀行の融資基準緩和、住宅市場の回 復で、成長が加速するとの見方が強まりつつある。今月のエコノミスト 調査ではまた、失業率が2014年半ばまでに7%に低下すると予想されて いる。これは、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が金 融当局による債券購入の終了を見込む時間軸と一致する。

UBSセキュリティーズのチーフエコノミスト、モーリー・ハリス 氏は、金融当局は「雇用面で劇的な改善というよりは着実な増加を望ん でおり、それが実際に起きている」と指摘した。ブルームバーグのデー タによれば、ハリス氏は過去2年間において米GDPについて最も正確 な予想を示した。同氏は過去6カ月の成長率について平均で3.1%と見 込んでいる。

ハリス氏は今週に入り自身の予想を引き上げた。同氏はその理由と して、FRBが5日公表した融資担当調査を挙げた。それによると、米 国の銀行は融資への需要の伸びを目にしており、住宅購入者や企業が一 段と容易に融資を受けられるようになってきた。FRBは四半期調査で 「国内銀行は全体的に見て、過去3カ月に融資基準を緩和し、大半の融 資カテゴリーで需要の増加を経験したと報告した」と説明した。

ハリス氏は「銀行の融資基準は引き続き緩和が進んでおり、それは 景気の先行指標だ」と述べた。

原題:Second-Half U.S. Rebound Intact Even After Hiring Cools: Economy(抜粋)

--取材協力:Vince Golle. Editors: Vince Golle, Kevin Costelloe

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