英10年債利回り、6週間ぶり高水準に上昇-英中銀報告に反応

7日の英国債相場は下落し、10年債 利回りは6週間ぶり高水準に達した。イングランド銀行(英中央銀行) の経済とインフレ率に関する見通しに基づけば、同中銀は政策金利を過 去最低水準に維持できないとの観測が広がった。ポンドは対ドルで6週 間ぶり高値を付けた

英中銀は同日公表の四半期物価報告で、経済成長率予測を上方修正 するとともに、インフレ率は2015年末ごろまで2%の目標に低下しない との見通しを示した。カーニー総裁率いる金融政策委員会(MPC) は、現行の緩和的姿勢を失業率が7%に下がるまで堅持すると表明。ま た、このようなフォワードガイダンス(時間軸政策)には3条件が付帯 しており、そのうち二つはインフレ率に関係していると説明した。

シティグループのマクロ戦略責任者、ジェレミー・へイル氏(ロン ドン在勤)は「金利が低水準にとどまると納得させる働き掛けをカーニ ー総裁はもう少し行う必要がある」と指摘。「相場の反応は、市場がこ の日の発表を完全に織り込んでいたことを示唆した。私がカーニー総裁 ならば、この反応には失望だろう」と語った。

英10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)上昇の2.49%。一時は2.56%と、6月25日以来の高水準とな った。同国債(表面利率1.75%、2022年9月償還)価格はこの日、0.05 下げ94.06。

ポンドの対ドル相場はロンドン時間午後4時35分現在、前日 比1.1%高の1ポンド=1.5510ドル。6月21日以来のポンド高・ドル安 水準となる1.5531ドルまで上げる場面もあった。

英中銀は四半期報告の公表に合わせ、フォワードガイダンスに関す る所見を明らかにした。同ガイダンスは現行の金融政策が物価安定ない し金融安定を脅かさない限り適用するほか、付帯する条件に左右され る。

原題:Pound Rises to 6-Week High Versus Dollar After Inflation Report(抜粋)

--取材協力:Anchalee Worrachate、Lukanyo Mnyanda. Editor: Nicholas Reynolds

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