アジア・太平洋株式サマリー:香港株は1カ月ぶりの大幅安

アジア・オセアニア各株式市場の 動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式市場でハンセン指数は続落し、約1カ月ぶりの大幅安とな った。中国の経済指標を見極めたいとのムードが広がった。米シカゴ連 銀のエバンス総裁が、近い時期に刺激策を縮小する可能性を示唆したこ とも響いた。

中国最大のインターネット会社、テンセント・ホールディングス (騰訊、700 HK)は4.1%安。前日は上場来高値を更新していた。売り 上げの大半を米国で稼ぐ音響部品メーカーの瑞声科技(AACテクノロ ジーズ・ホールディングス、2018 HK)は1.8%安。前日の原油安を受け て、中国最大のエネルギー会社ペトロチャイナ(中国石油、857 HK) は2.7%下げた。

一方、ベビーケア用品の合生元国際(1112 HK)は売買停止後の取 引で上昇し、6.5%高で終えた。

ハンセン指数は前日比334.86ポイント(1.5%)安の21588.84と、 7月3日以来の大きな下落率。ハンセン中国企業株(H株)指数は前日 比2.1%安の9446.38で終了した。

KGIアジアのベン・クウォン最高執行責任者(COO)は「米金 融当局者の発言は市場を神経質にさせたが、利益確定売りの口実にも使 われた」と指摘。中国の経済指標発表を控えて「投資家は様子見姿勢の ままだ。市場心理はやや慎重になった。中国人民銀行(中央銀行)が流 動性を供給し続けるかどうかを確認する必要がある」と話した。

【中国株式市況】

中国株式相場は7営業日ぶりに反落。テクノロジー株とヘルスケア 株を中心に下げる展開となった。上海総合指数は前日まで、この4カ月 で最長の上昇局面となっていた。中国は8日に貿易統計を発表する。

漢方薬メーカーの天士力製薬集団(600535 CH)は5.3%安。通信サ ービスの成都鵬博士電信伝媒集団(600804 CH)は4.5%安。医薬品株と テクノロジー株の指数は共に年初から30%以上、上昇していた。中国最 大の石油会社ペトロチャイナ(中国石油、601857 CH)は1%安。銅生 産で国内最大手の江西銅業(600362 CH)は0.8%下げた。

不動産開発株は買われた。保利房地産集団(600048 CH)は2.3% 高。同業の招商局地産が増資を発表したことを受け、当局が不動産会社 による資金調達への規制を緩和するとの観測が広がった。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動する 上海総合指数は前日比13.72ポイント(0.7%)安の2046.78。上海、深 圳両証取のA株に連動するCSI300指数は0.6%安の2280.62。小型株 で構成される深圳証取の創業板(チャイネクスト)指数は3%安。同指 数の予想株価収益率(PER)は2011年1月以来の高水準となってい た。

申銀万国証券のブローカー、ジェリー・アルフォンソ氏は小規模企 業の利益は「現在のバリュエーションを裏付けるほどではない」と指 摘。「一部の投資家は8日発表の輸出入統計を懸念しており、リスク回 避のために売っている」と述べた。

【インド株式市況】

インド株式市場では、指標のS&Pセンセックス指数が続落。ルピ ー安が景気回復に向けた政府の取り組みを損ねるとの懸念が広がった。 自動車メーカーと消費者関連銘柄の下げが目立った。

英高級車メーカーのジャガー・ランドローバーを傘下に置くタタ・ モーターズは2日ぶりに下落。四半期利益が予想に届かなかったことが 売り材料。たばこ会社ITCは6週間ぶり安値を付けた。エンジニアリ ング会社、ラーセン・アンド・トゥブロは1年2カ月ぶり安値まで売り 込まれた。

ムンバイ市場でのセンセックス指数は前日比68.16ポイント (0.4%)安の18664.88で終了。売買高は30日平均を41%上回った。

ルピーはこの日、過去最安値付近へ下げた。ルピー安はインフレを あおり、資本流出を加速させる恐れがある。海外勢は7月にインドの株 式と債券を30億ドル売り越した。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前日比94.33ポイント(1.9%)安 の5011.30。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比28.29ポイント(1.5%)安の1878.33。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比117.62ポイント(1.5%)安の7921.29。

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