豪州の鉱山王パーマー氏が始めた鉄鉱石事業、中国の重荷に

オーストラリアの鉱山王、クライ ブ・パーマー氏(59)によると、同国の内陸部で低品位鉄鉱石の採掘を 検討していた同氏について、競合各社は「常軌を逸している」と指摘し た。同氏は豪華客船タイタニック号のレプリカの建造を計画しているこ とでも知られる。

その後、中国がこの鉄鉱石プロジェクトに投資することで合意し た。その7年後、世界最大のマグネタイト鉄鉱石鉱山からの出荷は依然 として始まっていない。推計コストは80億ドル(約7800億円)に跳ね上 がり、最初の2つの生産ラインは補修中だ。英銀スタンダードチャータ ードは5月に、プロジェクトを保有する、中国最大の国有投資銀行傘下 の香港のCITICパシフィック(中信泰富)が同プロジェクトを完了 するための追加費用のうち約20億ドルを調達するには、社債の発行を増 やす必要があるかもしれないとの見方を示した。

パーマー氏はインタビューで「プロジェクトは試練に直面してい る。コストが増え長期化しているが、学習曲線だ」と語った。

プロジェクトの遅れにより、中国は鉄鉱石の独自調達を増やすこと ができず、鉄鉱石輸出大手のブラジルのヴァーレや豪英系BHPビリト ン、英豪系リオ・ティントに依存する状態が続いている。中国は世界最 大の鉄鉱石購入国。

原題:Palmer’s ‘Mad’ Mine Costs China on Learning Curve: Commodities(抜粋)

--取材協力:Helen Yuan. Editors: Todd White, Keith Gosman

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