英シティー西側でオフィスビルブーム、新路線見込み再開発進む

英国の首都ロンドンで進行中の東西 を結ぶ高速鉄道「クロスレール」プロジェクト。これがシティー(金融 街)西側でオフィスビル建設ブームをあおっている。将来は運輸の要所 となる拠点に近いスミスフィールド・マーケットなど、老朽化した施設 を再生させる投資に資金が集まっている。

ヘンダーソン・グローバル・インベスターズは、数百年にわたり食 肉市場として機能してきたスミスフィールドを現代的なオフィス街に変 貌させようとしている。ここから北に歩いて1分程のファリンドンでは クロスレールの最先端の駅が建設中だ。ゴールドマン・サックス・グル ープやアクサ、ランド・セキュリティーズ・グループもシティー西側に 不動産を所有している。

ヘンダーソンがロンドンに持つ商業用不動産の管理運営を担当する 同社ディレクター、クライブ・キャッスル氏はテクノロジーやメディ ア、通信関連企業が新しい改装済みの建物を探しており、それが開発業 者に恩恵を与えていると指摘。「銀行や金融セクターからの需要の弱さ を補うのに役立っている」と付け加えた。

クロスレールは欧州最大の建設プロジェクトで、総費用は推定150 億ポンド(約2兆2600億円)。完成すれば通勤時間が最大半分に短縮さ れ、シティーの中でこれまで見過ごされてきた地区でのオフィス賃貸需 要につながると期待される。

不動産ブローカー、ジョーンズ・ラング・ラサールの7月の試算に よると、ファリンドン南部の優良物件の賃料は1平方フィート当たり 約47.5ポンドと、前年の42.5ポンドから上昇。5月のリポートによれ ば、賃料はウェストエンドで95ポンド、シティー中心部は55ポンドだっ た。

原題:Goldman to Axa Ride London’s Crossrail Office Boom: Real Estate(抜粋)

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