シカゴ連銀総裁:労働市場は改善-9月の緩和縮小あり得る

米シカゴ連銀のエバンス総裁は6 日、米労働市場に「好ましい改善」があったと述べた上で、連邦公開市 場委員会(FOMC)が債券購入プログラムを9月に縮小することはあ り得ると示唆した。

エバンス総裁はシカゴ連銀で開いた記者団との会合で、現行の債券 購入プログラムを通じて当局が今年1月からプログラム終了までに少な くとも1兆2000億ドル(約117兆円)の資産を購入するとの見通しを示 した。同総裁は債券購入が来年半ばに完了するとみている。

エバンス総裁は「労働市場で好ましい改善が見られ、それについて 疑いの余地はない」と発言。「これが持続可能な改善であるとのさらな る確証を私はまだ望んでいる」とし、9月に緩和縮小を開始する決定を 明確には「排除しない」と語った。

2日に発表された雇用統計については、「悪くはなかったが、あま り良くもなかった」と指摘。「持続的な労働市場の改善を期待してお り、それは月間約17万5000-20万人の雇用増だ」と述べた。エバンス総 裁は今年のFOMCで投票権を持つ。

エバンス総裁は、バーナンキ議長が6月19日に示した債券縮小の見 通しを支持すると言明した。同議長は米経済が当局の予想に沿って改善 された場合、年内に債券購入を縮小し始め、来年半ばに終了する可能性 があると述べた。

同総裁は緩和縮小を開始する決定は「経済指標次第だ」と発言。現 在は一時的なものと見られている低インフレが長引いた場合、FOMC が債券購入の終了を遅らせるかもしれないと説明した。

同総裁はまた、最近の長期金利上昇は当初の予想ほど成長を阻害し ないとの見通しを示した。

原題:Fed’s Evans Sees Labor Improvement With September Taper Possible(抜粋)

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