アジア・太平洋株式サマリー:中国株続伸、香港・印株は大幅安

アジア・オセアニア各株式市場の 動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は下落。ハンセン指数が約1カ月ぶりの大幅安となっ た。英銀HSBCホールディングスの利益が市場予想を下回ったことが 響いた。米ダラス連銀のフィッシャー総裁が月850億ドルの債券購入に 依存しないよう警告したことなども重しとなった。

欧州の銀行最大手HSBC(5 HK)は5%安。スチュアート・ガリ バー最高経営責任者(CEO)が決算発表後に、新興市場の減速が利益 に影響を及ぼしていると述べたことが嫌気され、指数全体を押し下げ た。

製紙会社の理文造紙(2314 HK)は投資判断引き下げを受けて10% 下落。ベビーケア用品の合生元国際(1112 HK)は3.6%下げた後、売買 停止となった。粉ミルクの価格設定に関して当局が調査している。

ハンセン指数は前日比298.31ポイント(1.3%)安の21923.70と、 4営業日ぶりに反落。ハンセン中国企業株(H株)指数は同0.8%安 の9650.42で終了した。

アンプル・キャピタルの香港在勤ディレクター、アレックス・ウォ ン氏は「HSBCが引き金を引いた」と指摘。「投資家は新興市場から 引き揚げて先進国に戻りつつある。これは今の世界的な現象で恐らく今 後も続くだろう」と述べた。

【中国株式市況】

中国株式相場は上昇。6営業日続伸と、この4カ月で最長の値上が り局面となった。自動車株が買いを集めたほか、申銀万国証券がバリュ エーション(株価評価)を理由に電力株を勧めた。

自動車メーカーの重慶長安汽車(000625 CH)は10%高。提携する 米フォード・モーターの7月の中国販売台数が大幅増となったことが好 感された。上海汽車集団(SAICモーター、600104 CH)は5.4%高。 家電メーカーの青島海信電器(600060 CH)も6.3%高となるなど、消費 関連銘柄の値上がりが目立った。華能国際電力(600011 CH)は4.6%上 げた。

一方、不動産開発の保利房地産集団(600048 CH)は1.5%安。国家 発展改革委員会(発改委)が不動産規制を維持する方針を示唆した。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動する 上海総合指数は前日比10.02ポイント(0.5%)高の2060.50と、7月16 日以来の高値で終了。上海、深圳両証取のA株に連動するCSI300指 数は前日比0.7%高の2293.64。

徳邦証券のアナリスト、チャン・ハイトゥン氏は電話取材に対し て、「内需を押し上げる改革の恩恵を受ける消費関連株が物色された」 と述べた。

【インド株式市況】

インド株式相場は下落し、指標のS&Pセンセックス指数は6週間 ぶりの大幅安となった。ルピーが対ドルで過去最安値を付けたことを背 景に、インド準備銀行(中央銀行)が流動性供給をさらに引き締めると の観測が広がった。

インド最大の民間電力会社タタ・パワーはここ9年で最もきつい下 げとなった。赤字決算が嫌気された。HDFC銀行が3.8%下げ、13行 から成る銀行株指数は2週間ぶりの大幅下落。インド石油ガス公社( ONGC)は7カ月ぶり安値を付けた。

ムンバイ市場でのセンセックス指数は前日比449.22ポイント (2.3%)安の18733.04と、6月26日以来の安値で引けた。この日の売 買高は30日平均を35%下回った。

ルピーは対ドルで1ドル=61.8063ルピーまで下げた。新興市場へ の資金流入の追い風となっていた刺激策を米金融当局が縮小するとの観 測が、米経済指標をきっかけに広がったためだ。インド中銀は先月、2 種類の指標金利引き上げを発表し、銀行システムへの資金供給を絞った ほか、市中銀行の預金準備率を引き上げた。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前日比5.62ポイント(0.1%)安 の5105.63。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比9.60ポイント(0.5%)安の1906.62。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比99.72ポイント(1.2%)安の8038.91。

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