ドイツ経済、追加刺激策の必要性で意見割れる-IMF理事会

ドイツ経済に追加の刺激策が必要か どうかについて、国際通貨基金(IMF)の理事の間で意見が割れてい る。一方で、理事らは一致して貿易黒字を批判、不均衡是正を呼び掛け た。

IMFは6日、ドイツ経済に関する年次審査後の報告書を公表。そ れによると、「大半の理事は今年に関して現行の政策姿勢を支持してい るものの、何人かは見通しへの大きなリスクを考慮しさらに積極的な景 気刺激策の余地があるとの見解を示した」。ドイツは「経済の潜在成長 率を高め、より均衡のとれた経済を育むための改革の勢いを維持する必 要がある」とも論じた。

IMFはドイツの今年の成長率を0.3%と予想。輸出の弱さと企業 投資の足かせとなっている不透明感が成長率を抑えると分析した。来年 については1.4%となり、潜在成長率に達するとの見通しを示した。7 月時点では1.3%を予想していた。

ドイツは9月22日に総選挙を控えている。IMFはユーロ圏の政策 と見通しをめぐる不透明感が企業の投資および域内輸出の重しになって いると指摘。この不透明感を減らし信頼感を立て直すことを、ドイツの 政策は目指すべきだと説いた。

IMFはさらに「ドイツの経済規模と対外収支の不均衡の大きさか ら、ドイツ経済の力強く均衡の取れた成長がユーロ圏の持続的回復と世 界経済の不均衡是正に不可欠だ」とも分析した。

最上級格付け国で欧州救済基金への貢献が域内最大のドイツは「域 内の安定に重要な貢献をした」ともIMFは評価。同時に、「過度の財 政引き締めを避ける当局の意図を歓迎し、成長が予想を下回る場合があ れば再度の政策微調整を推奨する」としている。

原題:IMF Split on Need for More German Stimulus, Wants Imbalances Cut(抜粋)

--取材協力:Jana Randow. Editors: Leon Mangasarian, Alan Crawford

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