今日の国内市況(8月6日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株反発、円高限られ輸出一角持ち直す、不動産も-2兆円割れ

東京株式相場は反発。午後に入り為替の円高基調が一服したことを受 け、自動車や精密機器、化学など輸出関連株の一角が持ち直し、不動産 やその他製品、電力、食料品株も高い。相場全体を動かす手掛かり材料 に乏しい中、先物主導の色彩も強く、東証1部の売買代金は連日で2兆 円の大台を下回った。

TOPIXの終値は前日比8.92ポイント(0.8%)高の1193.66、日 経平均株価は143円2銭(1%)高の1万4401円6銭。

三菱UFJ投信株式運用部の内田浩二チーフファンドマネジャー は、4-6月期の決算が出たばかりで、「投資家は業績内容を吟味して おり、売買の手を休めている」と言う。また、政府の成長戦略や米国の 税制改革など重要な政策発表を9月以降に控えていることから、「8月 いっぱいはボックス相場が続く」との見方を示した。

●債券は下落、流動性供給入札弱めで長期・超長期安い-株価上昇重し

債券相場は下落。きょう実施された流動性供給入札が弱めの結果と なったことを受けて、長期債や超長期債を中心に売りが優勢だった。午 後に入って、国内株価が上昇に転じたことも相場の重しとなった。

東京先物市場で中心限月の9月物は前日比横ばいの143円72銭で開 始し、直後に下げに転じた。いったんは4銭高の143円76銭まで上昇す る場面もあったが、午後は株価が上昇転換したことなどから水準を切り 下げ、143円64銭まで下落。結局は6銭安の143円66銭で引けた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の329回債利回 りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)高い0.775%で開始し、午前は同水 準で推移。午後零時45分の入札結果発表後は0.78%に上昇した。20年物 の145回債利回りは0.5bp高い1.705%で推移していたが、入札結果発表 後には1.725%まで上昇。その後は1.72%。30年物の39回債利回りは 2bp高い1.84%と7月26日以来の高水準を付けた。

●円が反落、株持ち直しで売り強まる-朝方は対ドルで3日ぶり97円台

東京外国為替市場では午後の取引で円が反落。株価にらみの展開が 続く中、日本株の下落を背景に円買いが優勢となっていたが、株価が切 り返したことで、リスク回避姿勢の後退が意識され、円を売る動きが強 まった。

ドル・円は1ドル=98円30銭付近で東京市場を迎えた後、徐々に値 を切り下げ、正午すぎには一時97円84銭と3営業日ぶりの水準まで円高 が進行。その後TOPIX、日経平均株価が急速に下げ渋るにつれ、円 売りが優勢となり、一時98円55銭を付けた。午後3時40分現在は98円50 銭前後。

ユーロ・円相場も一時先月31日以来の水準となる1ユーロ=129 円81銭まで円高が進んだが、その後130円59銭まで円売りが進行。同時 刻現在は130円50銭前後で取引されている。ユーロ・ドル相場は1ユー ロ=1.32ドル台半ばから後半でもみ合い。

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