双日:アルゼンチンでの農業事業から撤退、リスク大きいと判断

双日の茂木良夫専務執行役員最高財 務責任者(CFO)は6日の決算会見で、アルゼンチンでの農業事業か ら撤退することを明らかにした。農地をリース契約して、穀物を契約農 家から買い取り、アジア市場への供給拡大を目指したが、事業リスクが 大きいと判断した。

茂木CFOは「農地の値段はその年の収穫量によって、その次の年 の農地の借り料が決まるというシステム」と説明した上で「農地の値段 と収穫の値段との間を埋めるリスクが大きい」と判断したという。

双日は2010年11月にアルゼンチンでの農業事業への参入を発表。同 国中東部の穀倉地帯に約1万1000ヘクタールの土地リース契約を結び、 大豆を中心にまず年3万トンの穀物をアジアに供給するとしていた。

事業開始から3年間はトライアルだったとして、収穫量と農地の賃 料などを勘案すると、茂木氏は「これを大きく広げていき、収益の柱に していくのは難しいと判断した」と説明した。現地に設立した事業会社 は清算手続きに入っており、年度内には清算を終える予定。

農業事業の今後の展開については「ほかに南米でいくつかの話があ り、そちらにシフトしていく。力を入れていく分野であることに違いは ない」と述べた。

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