アルミの割増金、需要とファイナンス取引が下支え-ルサール

アルミニウム生産で世界最大手、ロ シアのUCルサールは、高水準にあるアルミのプレミアム(割増金)が 需要とファイナンス取引に下支えされているとの見方を示した。ロンド ン金属取引所(LME)は指定倉庫の在庫滞留の緩和を目指している。 在庫の滞留については米ミラークアーズなどの実需業者から苦情が出て いる。

LMEは先月、一部の倉庫の在庫引き出しまでの待機期間を短縮す る規則を提案した。LMEの倉庫は世界各地に700以上ある。倉庫運営 業者が在庫確保に向けインセンティブを提供しているため、実需業者は 競合を余儀なくされている。これにより、実需業者が支払うプレミアム はここ数カ月間、上昇した。プレミアムはLMEの現物価格に上乗せさ れる。

LMEが提案している規則変更が実施されれば、プレミアムは低下 すると、バークレイズやマッコーリー・グループ、クレディ・スイス・ グループのアナリストは予想している。

ルサールのセールス・マーケティング担当ディレクター、スティー ブ・ホジソン氏はブルームバーグに電子メールで送付したコメントで、 「プレミアム上昇につながっているとされる倉庫の慣行はさておき、よ り広範な業界の事情が市場で支払われるプレミアムを大幅に下支えして いると、ルサールは考えている」と説明。「西欧諸国の実需業者以外に もアルミを購入する買い手がいるため、プレミアムは高水準にある」と 述べた。

ソシエテ・ジェネラルによると、LMEの指定倉庫のアルミの最 大80%がファイナンス取引に関連している。企業が保有するアルミ在庫 を金融機関が買い取る形で融資するファイナンス取引では通常、金融機 関は期近物が期先物より安い状態になる順ざやの状況で、現物を買い取 ると同時に現物より高い先物を売り価格差から利益を得る。

原題:Rusal Says Aluminum Costs to Stay High as LME Tackles Waits (2)(抜粋)

--取材協力:Agnieszka Troszkiewicz. Editors: John Deane, Claudia Carpenter

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