ブラジルは経済危機に対応する手段を失いつつある-ノムラ

ブラジルは、2008年の世界的な経済 危機への対処で講じたような景気対策を実施する能力を失いつつあると ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルの米州担当新興市場調 査責任者、トニー・ボルポン氏がインタビューで指摘した。

同氏は、このような能力の喪失には内外の2つの要因があると分 析。5年前は米国などの国々が流動性を拡大させて危機に対応し、それ が新興市場通貨にプラスに働き、利下げを後押ししたが、「現在は世界 的に流動性が減少し、為替レートを押し下げている」と述べた。

一方、内的要因としては、ブラジルの金利が過去最低水準にあり、 財政政策が問題視される状況で、現在の危機が悪化しているとの見方を 示した。

同氏は「08年には力強い経済と高金利、極めて適切な財政政策とい う良好な条件の下で危機に突入し、多くの武器が手元にあった」とした 上で、「米国の債券利回りが上昇する中で、外的な制約が存在し、国内 的には金融、財政政策にいずれも対応余地がない現在の状況は、全く逆 だ」と語った。

原題:Brazil Is Losing Ammunition Against Economic Crisis: Nomura(抜粋)

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