先進国、発展途上国での石炭火力発電所建設支援を削減

地球温暖化対策に取り組む先進国は 発展途上国の石炭火力発電所建設支援を削減している。世界の発電燃料 のうち中心的な役割を果たしている石炭にとっては打撃だ。

オバマ米大統領は6月に米輸出入銀行を通じた国外の石炭火力発電 所の建設への融資を止めることを明らかにした。この動きに世界銀行、 欧州投資銀行も続き、石炭火力発電プロジェクトへの支援を停止する方 針を示した。これらの金融機関は過去5年間で石炭関連事業に計100億 ドル(約9800億円)以上を融資してきた。

アメリカン・プログレス・センター(ワシントン)のエネルギー担 当マネジングディレクター、リチャード・ケイパートン氏はインタビュ ーで「融資が引き揚げられれば、これらのプロジェクトの資金が減る。 民間の資金が流れ込み穴を埋める可能性も低い。これらの発電所は早晩 停止されるリスクが高いからだ」と述べた。

米国では環境規制強化に伴う再生可能エネルギーの利用拡大や天然 ガス価格の低下により石炭火力発電所の閉鎖が進んでいる。このため、 発展途上国での石炭需要の重要性が高まっている。

原題:Coal at Risk as Global Lenders Drop Financing on Climate: Energy(抜粋)

--取材協力:Sandrine Rastello. Editor: Jon Morgan

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE