ブラジル株:続落、インフレ見通しの引き上げなどで

5日のブラジル株式市場では指標の ボベスパ指数が2営業日連続で下落。同国をカバーしているエコノミス トがインフレ見通しを引き上げたことに加え、購買力の低下が小売売上 高の減少につながるとの懸念が背景。

オンライン販売のB2Wコンパニア・ディジタルは1週間ぶりの高 値から反落して3.2%安。ブラジル石油公社は1%安。クレディ・スイ ス・グループがガソリンの輸入価格は同国通貨レアルの下落で割高にな りつつあるとのリポートを発表した後に下げた。ブラジル銀行は2.6% 安と、銀行株の下げを主導した。

一方、消費財メーカーのイーペルマルカスは、4-6月(第2四半 期)業績がアナリスト予想を上回ったことから1.9%高。

ボベスパ指数は前週末比0.1%安の48436.44で終了。指数構成銘柄 のうち下落が31銘柄に対し、上昇は36銘柄。通貨レアルはサンパウロ時 間午後5時38分(日本時間6日午前5時38分)現在、0.7%安の1ドル =2.3032レアル。5日発表された同国中銀によるエコノミスト約100人 への調査によると、ブラジルの今後1年間のインフレ率予想の中央値 は5.83%から5.93%へと引き上げられた。

SLWコレトラ(サンパウロ)のチーフストラテジスト、ペドロ・ ガルジ氏は電話取材で、「ブラジル経済の状態だけを見る限り、ボベス パ指数が今後大きく上げるとは考えにくい」と指摘。「ブラジル石油公 社に関しては、燃料価格が近いうちに上昇するとは思えない。インフレ 率は既に政府目標の上限に達しているからだ」と語った。

原題:Ibovespa Retreats as B2W Tumbles on Brazilian Inflation Outlook(抜粋)

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